押し入れで眠っていた楽器があります。(発酵中の可哀想な)
ミラノ型マンドリンです(洋梨を縦半分に割ったカタワレ)。
昔、知人に誘われ、某マンクラ(Mandolin Club)でその他大勢(第2マンドリン)として、「音の厚み」作りに参加した短期間に使ったものです。
なぜ今マンドリン?それは…
フィドル仲間のカフェのマスターがフラットマンドリンを弾いておられ、触らせて頂いたのが発端でしょうか…。
なんといっても、チューニングがフィドルと同じです。おまけにコード弾きを聞いているうちに、なにやらワクワク感に包まれました(謎)。
すぐに浮かんだのは、押し入れで発酵中のマンドリンです。
うちの洋梨MとフラットMを比べると、その形はかなり違います。
フラットの方は、いたく身体にフィットするではありませんか…立ち姿でもOKです。
しかし、洋梨Mは椅子に腰掛けて膝に置きますが、座りが悪く、滑り止めクロスを膝にと楽器の間に敷きます。それでも安定度はイマイチでしたが。
他の違いも気になります。
◆弦は同じか?
形が違っても弦は同じでしょうか?
ネットで調べると、どうも違うらしいのです。そこでフラットM用のダダリオの弦を
購入しました。1000円前後でした。え?こんなに安かったけ?
通常マンドリン弦は高価なので、マンクラでは団体注文して節約したものです。
トマシクのでも1セット3500以上したはず…。
◆音がちがう…
音が違いました。トマシクの方が深い繊細な味わいです。ダダリオを洋梨型Mにつけると、どこかチープな響きです。Mの形が違うせいでしょうか?
◆洋梨型Mを立って演奏する…
どこにも肩紐をつける金具類はなく、かといって、美しい洋梨ボディに穴を開ける勇気はありません。軽い楽器なので、身体にそっと押し付ければ安定するかもしれません。
三味線用の滑り止めがあったのを思い出しました。、卓球ラケット用ラバーみたいなゴムシートで、ステッカーみたいに楽器にはりつけられ、価格も250円くらいです。
楽器を抱えて立ち演奏しながら、身体にあたる一番よさげな位置に貼り付けました。
これは非常に具合がよく、目立ったサウンドへの影響もなく、快適に演奏できます。
とはいえ、家での実験なので、長時間演奏ではどうなるか分かりません。
さらに試してみなくては。
次回セッションでは、この洋梨クンを持参してみることにしましょう。