美しい日本語で書かれたメッセージが首相官邸のHPにありました。
中高生にむけて、そして分かりやすく書かれた小学生に向けて。
これらを読んでいると様々な情景がよみがえり、
言葉を失います…
思いをこめ、言葉を選び、書き上げられたメッセージ文
どなた(どんな方々)が書かれたのでしょう
2011年4月22日金曜日
2011年4月10日日曜日
漁業の喪失:気仙沼の雇用問題
- NHKは被災地の状況をきめ細かく報道し続けています。
- ◆仮設住宅建設:用地を求めて◆大槌町では1万人以上がプライバシーのない避難所生活を続けており、早期仮設住宅建設が急務です。町長を含め、町役場の職員の4分の1を失った役場は、住民台帳も記録もすべて失い、機能出来ない状態の中、残った職員が必死で働いています。岩手県は用地が確保できれば、すぐにも仮設住宅建設にかかりたいとして、用地を求め現地視察に入りましたが、適当な土地が見つかっても、交渉すべき地権者が分かりません。
- ◆気仙沼:三陸の漁業基地壊滅◆大津波で流された漁船は1211隻。三陸の水産業は3500億円の損失です。漁船ばかりか、加工工場などあらゆる施設が流され、気仙沼では9つあった工場のうち8つが流失。800人が仕事を奪われました。 経営者たちが集まり、雇用を継続するかどうかを話し合いました。 仕事がない中、雇用を継続すると、休業手当に政府の8割負担があるにしても、被雇用者の休業中も経営者は社会保険負担を継続しなくてはなりません。ここは解雇するしかない状況です。しかし経営者の中には、解雇をためらう人がいました。
・解雇すると人材流出し、気仙沼の漁業を再建できないのでは…
解雇は、被災した気仙沼の人たちの心の支えを奪うのでは…
- この経営者は解雇せず、とりあえず休業扱いにすることにしました。しかし、この扱いも持ちこたえたところで、1年がやっとだろう、とのことです。 今年1年は漁ができません。どうやって人々の生活を支えていくのか。 事の重大さは日に日に迫ってきています。
2011年4月8日金曜日
すずらん:洋上放射能汚染水処理施設
◆NHK:今朝のNHKニュースでは、新しい情報として、福島原発一号機は地震直後、津波が襲う前にすでに、炉心冷却水が漏れ、炉心が露出していた模様、と伝えていました。これが事実ですと、耐震対策は万全だった、今回の原発事故は想定をこえる大津波が引き起こしたもの、というこれまでの文脈は大きく変わります。 ------------------------------------------------------------------ ◆イズベスチャ紙:福島の原発事故には人災の側面あり、と4月8日のロシアの新聞が書いていました。記事ではIAEA(国際原子力機関)事務局長の天野之弥さんの発言として、東電による災害対策が不十分だった、といいます。毎時7トンの汚染水が廃棄されており、環境専門家の不安は高まっている、と。 低レベル放射性海水の海洋投棄が始まりました。では高レベル汚染水処理は今後どうやって東電や政府が行うのでしょう…。 -------------------------------------------------- 4月5日の同紙記事には、ロシアの所有する放射能汚染水処理施設の無償提供の話がありました。この施設の呼称は「ランドゥイシ(すずらん)」。洋上で放射能汚染水を処理することができる施設で、日本側が約3500万ドル建造費用を出して作られたものです。(旧ソ連非核化協力技術事務局のHPによりますと、「すずらん」建設は1993年エリツィン大統領訪日機会に行われた日露合意により、日本側がCIS支援の一環として供与。目的は、原潜解体の際に出る放射性液体廃棄物の日本海への投機防止です。1998年4月完成、施設引渡しは2001年11月。) ------------------------------------------------ 日本の外務省HPによりますと、当時のCIS援助計画には、 ◆液体放射性廃棄物処理プラント建設資金支援、ボリショイ・カメニ工場の原子力潜水艦冷却水放射能汚染処理、25億円、1996年、外務省◆ とあります。 「すずらん」は原潜廃棄の際の冷却水処理施設。低レベル放射性汚染水処理用です。福島第一原発事故への有効な対応策はまだ見えてきません。しかし、仏原発企業「アレバ」が放射能処理に全面協力する意向です。時間との戦い。
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