2011年11月30日水曜日

数ヘルツのずれ:危うくもろいハーモニー

昨日のアカペラ練習。2人アルトがお休み。
一人で歌うアルトは、アラが丸出し。
音程・音質・約束事への忠実度…とあらゆる面でオーバーホールを受けました。

最後に個人ボーカルレッスンをして下さいました。
ジャズミサ歌詞の発音(これも、楽譜の場所によって、母音の発音を微妙に変えます)、
明るい声、暗めの声の使い分け箇所の指摘も受けました。

腰まわりの筋肉や、頭蓋骨内の呼気の宛所への意識の仕方についてはOKでした。
でも「声が飛んでいない」「響きが足りない」と指摘されました。
人体図を描いてしばらく先生と議論をしました。
理屈は分ったつもりで、何度も発声してみましたが、
「まだ喉に力が入っている」と言われ、宿題となりました。

帰宅してから、身体中の筋肉をあれこれ意識しながら発声していると、
何度か非常に深い響きの声が出る時がありました。
どうやら気道全体がリラックスしていないようです…
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他のパートも音程がずれることが多々あります。
その先鋒がソプラノです。

普通、他のパートは、メロディーを歌うソプラノを聞きながら合わせています。
最高部を歌うソプラノは、曲の動き方によっては高音が十分に出せず、僅かに低めとなることがあります。
すると、幾分低めに歌った音に合わせて次の音程をとりますから、全体の音は、曲開始の時より、微妙に下がっています。
こうしたことはめずらしくありませんでした。
先生の望みは、高音部をラクに出せる「抜けるようなソプラノさん」の入会です。
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アルトのベース音から始まり、休符のあとに他のパートが出る曲では、ベース音が基準です。
最初の音が正確にとれても、他のパートの声を聞きながらあわせているうちに、上記のように、微妙にずれるてくることがあります。
また、パートの配置は、ソプラノさんが一番遠く、隣はアルト仲間。時にはアルト仲間の声のバリアーで、ソプラノやメゾが聞こえてこないときもあります。アルト同士合わせているうちに、先生から「アルトさん!」とズレの指摘を受けることもありました。

全体の声を聴いて歌う。
訓練すれば、耳は慣れる?
 <(;ω;)/