楽器屋さんの楽譜コーナーに、面白い本を見つけました。
ジャズ・ギタリスト、パット・メセニーの過去25年間の作品167曲を乗せた楽譜で、彼自身がまとめた楽譜集です。中には映画音楽もあります。シンプルな曲が多いのですが、そのコードワークには興味がわいてきます。ジャズの殿堂を見学しようと、入ってみたら、最初からディープな部屋に迷い込んだみたいな・・・
スコアではなく、「歌本」に近いつくりです。それでも、内容はギターという楽器の進化とも深く関わっており、テーマとメロディー、コード進行を見ていく楽しみでワクワクします。
この人の逸話はため息ものです。
そのひとつ。
13歳からギターを独学したパットが、有名バンドのコンサートに行って、楽屋でバンマスにギターを披露したら、実力を認められ、バンドに入れてはくれなかったけれど、代わりにその推薦で、バークレー音楽大学講師になったそうです。18歳の時のことです。
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先日、NHKのBShiでは伝説のギタリストを取り上げた、連夜放送の特集番組がありました。背後にある「新しい音」を求めて苦節するミュージシャンたちの人生が脳裏に焼きつきました。