2011年10月6日木曜日

Ashokan Farewell その2



Ashokan Farewellの楽譜を見つけた、と書きました。左の楽譜がそうです。
この曲の作者Jay Ungarの演奏をYoutubeで聴きますと、息を飲むような節回しです。

見たとおり、楽譜にはアイリッシュフィドル特有の節回しや指使いについては何の情報も入っておりません。


Matt CranitchのThe Irish Fiddle Bookの巻末にあるJig やPolka、Hornpipeといったジャンルのチューン譜に何もないのと同じで、当たり前に思いますけれど、初心者には装飾音や独特の節回しの指示が欲しいところです。

でも。楽譜をじっと見ているだけで、何か不思議な感慨がこみ上げてきます。
この美しい曲は、装飾音や節回しがなくても、ただシンプルなフィドルの美しい音色 だけで、強く胸にせまってくるような気がします。
まだ満足にビブラートもかけられないのですが、弾いているうちに自然に指が動いてくれそうな
気さえしてきます。