よその合唱団やアンサンブルの方々も沢山見えて、とっても緊張しました。
◆出だしの4曲(春のメドレー、茶摘み、赤とんぼ、雪)は、軽快なリズムや民謡調、正統派の歌唱法を入れたり、動物の鳴きまねを入れたユーモラスな演出を加えて、会場の気分はほのぼのゆったりに。
◆次から、難しい曲に。
コンクール用曲2曲、アップテンポとスローバラードのミュージカル曲2曲。
出だしからハーモニーが微妙にずれたのはOver The Rainbow。
伴奏がないので、こういう時は、ひたすらソプラノさんに合わせます。
◆第二部:ジャズミサ
先生のAmazing Graceソロから入り、メンバーの合唱へ。
そのあと、ジャズミサに。この曲を目的に来られた他合唱団の方々は少なくありませんでした。さすがに、肝がすわり、自分的には可も不可もなく終わりました。
みなさんのコメントでは、この曲は素晴らしかった、一番良かった、とかなり好評でした。
私は、第一部で、久々にはいたハイヒールのせいで、立っているのがやっとになり、二部では、メンバーの普段の靴を借りてステージに。あとで友人に、「背が低くなって出てきたわよ」と言われ、しっかり気づかれておりました。
◆衣装:
一部で着た手作りの衣装はまばゆい印象だったらしく、「よかった」コメントが多く、好評でした。一方二部の衣装は、黒のサテンのロングドレスに、シルバービーズののかぶり襟で、ジャズミサに合わせたもの。意外ですが、こちらのほうが、ハイテンションな「とてもよかった」コメントが数多く、まさに圧倒的好評でした。ビデオでチェックすると、確かに一部と二部のステージのビジュアル的コントラストは強烈です。これをステージに鮮明に出したのは先生の演出です。
◆先生のMCは非常におもしろく、毎回好評なのですが、今回はマイクの不具合で、肉声のMCになりました。よく響く声なのでOKに思いましたが、コンサート終了後、離れたお席で鑑賞下さったシニアの方々から、よく聞こえなくて残念でした、とのこと。会場はパーティーもできる多目的ルームで、立派なシャンデリアや絨毯を敷き詰めた豪華な部屋なのですが、あいにく、ステージとしては、照明も音響もフル装備ではありません。会場選びは、招いて下さる団体様のチョイスですので、会場の備品を最大限使ってのステージつくりをします。
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反省会:
この日まで自律節制を重ねてきたメンバーは疲労も頂点。コンサート終了後は解散。
日を代えて、次の練習日のあとに、ホテルで打ち上げパーティーを行いました。
◆「成功」:
細部で多々指摘はありましたが、今回先生は初めて「成功と言っていいかも」と。
・全体の歌唱力、表現力のレベルアップが見られたこと。
・演出、構成に加え、各メンバーの能力や魅力を随所でより生かせたこと。
などが先生の感想の根拠です。
◆さらなるステップ: マイクを使用してのアカペラへのチャレンジ
音大出身のメンバーが占めるアンサンブルは、これまで大半のメンバーがマイクを使うことに抵抗感を示し、あくまで、正攻法の歌唱にこだわってきました。
でも、あちこち招かれステージを構成してきた中で、ボイスパーカッションや打楽器を入れる試みをするうち、先生や私を含め、一部のメンバーは拡声装置を使う必要を感じていました。
それがいっきに強くなったのは、Swingle Singersのステージを目にしたときでした。
同ステージをご覧になられた先生も、すでに同じ思いを強くされていた時期です。
この頃私はダメもとで、簡易PA機材の段階的導入案を先生にオファーしてみました。
反省会の終わりに、先生は「思い切って新しいチャレンジをしましょう」、と述べられ、
マイク使用をオファーしてくださいました。
高価でなく、リーズナブルで高コストパフォーマンスの機材(マイク&ケーブル)を各自が持ち、とにかく使ってみる、という私の案です。労力分散もあって、各自マイマイクを練習場のミキサーにセットしてもらいます。これは、みんなが機械に触れることを狙っています。マイクとケーブル合わせて1600円程度の出資。ちょっと贅沢なランチ一回分相当です。
いよいよ、次の段階へのスタート地点に立てそうな気がしてきました。
反省会が終わり、何枚もの皮がむけたような、新しい気持ちになりました。
◆今後:
ひとりでPAもやり歌も歌うのは無理です。
PA機材の運搬、セッティング、撤収も手間ですし、時間もとります。
PC恐怖症が数名おり、機械に背を向けているメンバーもいます。希望者を募ったら、誰も手を上げない可能性大です。
でも、誰もが機材を扱えるようになってほしいものです。
それなりの作戦が必要かもしれません。