2011年3月18日金曜日

泣けてくる:アンパンマンの歌

福島原発の成り行きに釘付けの日々。


ガソリンスタンドに並ばず、20kmくらいは自転車で移動することにしました。
毎日くる計画停電。ロウソクや湯たんぽで対応です。
夜の停電は、昼間の停電に比べ、さすがに心寂しいものがあります。
でも、水とガスがあれば煮炊きできますし、
生活から不要不急なものを差し引いているうちに、
不便に感じてきたことにも慣れてきました。
寒さも、相応の厚着で十分やり過ごせます。
処分予定だった衣類が役立っています。

しかし。
今、そしてこれから乗り越えていくべきものの巨大膨大さを思うと気持ちが萎えそう…。被災者の皆さんの気持ちはどれほどでしょう・・・
考えると胸が裂けそうです。

大地震勃発以来手放さないラジオ。
一昨日、こんなときこそ、と音楽を流すNHKの番組がありました。
音楽を届けることが必要・・・・同感です。
被災地の人たちを元気付けよう、子供たちに明るい歌を届けよう、と。

そんな目的に応えて、視聴者から圧倒的にリクエストが多かったという歌は、「アンパンマンの歌」でした。
阪神大震災の被災者からの手紙には、当時この歌を聴いて号泣した、というコメント。
子供たちを元気付ける歌…。

そして。
ラジオからアンパンマンの歌が流れました。
その歌詞を聴いていると、毎日伝えられる被災地の惨状と重なり、身体の奥深くから湧いてくる名状しがたい痛みに、
たまらなく泣けてきました。

「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」
--------------------------------------------------------------

アンパンのマーチ   
作詞 やなせたかし 作曲 三木たかし

そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも
何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ!
今を生きることで 熱いこころ燃える
だから君は行くんだ微笑んで。
そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも。
嗚呼アンパンマン
優しい君は行け!
皆の夢守る為
何が君の幸せ 何をして喜ぶ
解らないまま終わる そんなのは嫌だ!
忘れないで夢を 零さないで涙
だから君は飛ぶんだ何処までもそうだ!
恐れないでみんなの為に
愛と勇気だけが友達さ
嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為
時は早く過ぎる 光る星は消える
だから君は行くんだ微笑んで
そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえどんな敵が相手でも
嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為