2012年2月5日日曜日

フィドル用マイク試験/どこまでこだわるか?耳コピ

カントリーのバンド練習。
スタジオ備品
YAMAHA EMX5000-20
先月製作した自家製フィドルマイク。使ってみました。
ウィンドスクリーンをつけたマイクを、その指向性に合わせて表響板に接触させ、フィドルに固定(アゴあてにクリップで固定)しました。

フォーンプラグをミキサー(YAMAHA EMX5000-20)にさし、フェーダースイッチを入れて、ゲインを上げ、調整。
音をボーカル用スピーカに出しました。
弾いているときは、耳元で生音がなっていて、スピーカの音は聞こえません。
録音を後で聞いてみた限りでは、自然な音に聞こえ、なかなかいい音です。
これで、練習には十分使えることが分かりました。
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この日は、練習スタジオに到着するとすぐに、
「フィドルの入るところはきっちり入れてね」と、バンマスたちから言われました。

そんな無茶な・・・初心者なのにぃ~と、レスは思わずExcuseに。
Youtubeを聞いて、しゃれたlickを探していますが、気に入ったフレーズがあっても、
おいそれと、すぐに弾けるようにはなりません。

正確な耳コピをしようとすると、当初考えていたよりはるかに時間がかかります。私の耳はまだまだです。

◆アバウトな耳コピは絶妙なフレーズを聞き逃す:
はい、聞き逃していました。
Silver threads~とI've got weakness~を耳コピして、気づきました。

「これでOK」と耳コピしたriffを楽譜に起こして練習していたのですが、もとの音源を聞き返すと、どこかフィーリングが違うのです。音源のほうが洒落ていて、どこがが違って聞こえます。しかしどうちがっているのかがクリアでない・・・何度「巻き戻して」聞いてもわからない・・・かくなる上は、MP3プレーヤーに入れて、何日かかろうと、徹底的に繰り返し再生で聞き取ってやろう、と決めました。
特に、テンポの速いI've got weakness~には苦労しました。

かくして、音源のriff部分の8小節を切り取り、MP3にして何度も聞きました。
つぎにpitchを変えずにtempoを遅くしてMP3にして何度も聞きました。それでも今ひとつ分からず、さらにtempoを遅くして・・・
数日後に初めて、「これか!」という手応えがありました。
違いはコード・スケール、そして微妙な音符や休符の取り方・・・だと感じました。

   ◆Silver Thread~のriff: アイリッシュフィドルでよく使うスケール
   ◆I've got weakness~rriff: ジャズフィーリングのコード・スケール

スケールを意識して聞くと、聞き取れなかった音がよりくっきりと聞こえてきました。
楽譜に起こし、何度も弾いてみてから、音源を聞き、音符/休符の長さの微調整をして、違和感がないことを確認、気持ちが落ち着きました。

暇を見つけてはフィドルを手にし、こんなことを毎日繰り返したおかげで、この2曲のriffだけは自信をもって弾けるようになりました。
でもたった2曲。
細部にこだわり過ぎて、バンドの要請に応えるにはのろすぎます。
やっぱり、アバウトでいいのかも・・・・。