2012年7月17日火曜日

ジプシー・ジャズ:雨季のごとく降るフィドルジャズ

興味を持っただけで引き寄せられるのでしょうか…?
ロマ音楽が好きですし、ラインハルト/グラッペリのジプシージャズも好きです。
一人で楽しんでいるうちは、何も起こりませんでしたが、この夏は、人に会うたびに
チェーンリアクションのように同じ音楽を好きな人、演奏する人たちに出会います。
求めよ さらば 与えられん: 自分はこれを求めていたのでしょうか…
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今週末のミニライブはマヌーシュ音楽。場所は銀座。
知人が開いた小さなカフェバーです。高校時代の友人たちと行く予定です。

下調べに出演者のギタリストの方のHPを見ると、やはりジプシージャズで組まれる別バンド仲間のアコーディオニストのリンクが。
そのリンクをたどると、自作の曲の試聴リストを発見。聞いてみました。

「思い出のミュゼット」 曲の最初の1分だけでしたが、何度も聞き返しました。フィドルやギターの伴奏の中、アコの繊細な旋律がたまらなく心に響きます。

思いました。アマチュアバンド同士で互いのライブを聞いていると、こうした音のひとつひとつに圧倒されるほどの経験は、思い返してもありません。
こんな音を紡ぎ出す人たちはどんな気持ちで演奏しているのでしょう。
これは生演奏の現場に行って確かめるしか、ありません…
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さらに。
今習っているフィドル教室の先生も、最近ジプシージャズに傾倒されていると聞きました。教室の生徒さん仲間にも愛好者がいます。8月来日のジプシーバイオリニスト、フローリン・ニクレスクさんのコンサートに行くそうです。

ふろーりん・にくれすくぅ?
早速Youtubeで聞いてみました。超絶技巧、柔らかくふくよかな音色…
昨日はCasey WillisさんのAshokan Farewellに聞き入っていましたが、
今日は椅子から跳ね上がってしまいました。
アイリッシュもブルーグラスも好きです。身体が踊ります。
でもジプシージャズは体を容赦なく揺さぶってくるパワフルさで勝っています。

スコールのようなジプシージャズ音楽…全身ずぶぬれになりそうです。
傘をささず、ぬれるにまかせてみましょうか…