2013年5月3日金曜日

フィドル音比べ会/Sally Gardens

昼過ぎにカフェのマスターからメールがきました。
フィドル名人が見えて、新参フィドルの音比べやっているから、おいでよ、とのメッセージ。

仕事途中で、私も最近リサイクル屋さんで見つけた掘り出し物を持って馳せ参じました。

名人が預かってきたフィドルは、ナッシュビルで入手したという100歳以上のフィドル。
日本の工房で亀裂や欠けた部分を修理したものだそうで修理代が膨大だったとか。

少しフラットで赤いニス色です。非常に大きな音を出すすぐれもので、垂涎ものです。
木地はといえば:
う~む、これがスプルースとメープルか…?と疑いたくなるような木地です。
ためつすがめつ、隅々を点検…しかし、音は確かにいい…

私のフィドルも名人に弾いていただきました。
濃い虎皮模様のくっきり杢目、厚めの頑丈そうなスプルース。名人が弾きます。
このフィドル、新しくて弾きこんでいないせいか、まだ音は小さいとか。
しかし、低音高音が濁り無くよく出ていて、かなりの高級品とのコメント。(*≧∀≦*)

よかった…(●´ω`●) もうリサイクル屋さん巡りは卒業です。(祝´∀`)ノ.+
-----------------------

名人から色々な曲を耳コピで教わりました。
中でもSally Gardensはとても素敵な曲です。

3台のフィドルで弾くと、不思議とうまい具合に役割分担ができます。
主旋律、リズム、ベース(コード)と。
例によって、即興で役回りを適当に替えて、何度も繰り返します。

不思議ですね。これが飽きることなく、同じ曲なのに同じ弾き方の繰り返しはほとんどなく、
新しいバージョンで入れていくのです。(理屈では説明できませんが、体がそう動く、としか…)

楽譜に忠実に練習していたバンドの時とはまるきり違い、少しのルールを
ハモリとリズムに適用して、心に湧いてくる音楽を即興で奏でています。
ぴったりと合いそのままエンディングまで、呼吸が合うと、その快感といったら、
気持ち( ´∀`)いい~♬ のひとことにつきます。

今宵もまた、あっという間に時間が過ぎ、気づけば夜中近く。
明日、名人は早朝勤務とか。一同解散。

私は明日が締切。\(*'▽'*)♪/