2013年7月14日日曜日

ループ・ステーションとフィドル用ピックアップ

複数のフィドルで行う即興合奏は、一度その快感を体験すると、やみつきになります。
しかし、仲間が多忙な仕事の合間をぬって集まれる時間は多くありません。

そんなとき、一人合奏を可能にしてくれる、優れものを見つけました。
ループ・ステーションです。

初めてループステーションを見たのは、Youtubeでした。、
それ以来、このエフェクターに魅入られ、リサイクル店やネットで探し、
ついに手に入れたのが、Boss RC-50 Loop Stationです。
エレキベースで試してみると、録音したフレーズが停止と同時に演奏開始になり、
すぐさま合奏が可能です。次々に多重録音すれば、一人オーケストラです。
すっかり夢中になってしまいました。
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フィドルの音をどう入力するかが問題でした。
自作のフィドル用マイクは、カシオのボーカル用ダイナミックマイクをアレンジしたもので、
音質音量ともにいまいち。販売されているフィドル用マイクはコンデンサーマイク、
価格も万単位です。これも選択外。

今回は思い切って、ピエゾピックアップを試してみることにしました。
これまでマイク派だったのですが、マイクだと周囲の音も拾いますし、ハウリングを考慮すれば出せる音量にも限界があります。
その点、音を振動で拾うピックアップはそうした心配がありません。
そして、ピックアップが拾う音をスピーカから聞いて、生の音と比較して見たかったのです。

使ってみた人のレビューを頼りに、コストパフォーマンスに優れたピエゾピックアップ、
Artec A1-OSJを購入。
本体が届いて見るとびっくりです。写真で想像していた大きさの3倍はあり、接着剤ではりつける簡素なものでした。「う~む…購入者レビューにあった”存在感あり”とはこれだったのか…」

しかし。
使ってみると、音をよく拾ってくれ、音質も悪くありません。これは期待以上でした。
こうなると、エフェクタを通して、もっと好みの音にできないかしら…と、もともとなかった期待が
今や膨らむばかりになってきました。