KBヘルプを頼まれている、12月のクリスマスコンサートの練習が始まりました。
蓋を開けると、(冗談だと思っていましたが)
6時間ぶっ続けの練習、だそうです。(のっけから、心はイナバウアー、のち転倒・・・)
普段定期練習をしないバンドさんです。
でも数年間の施設慰問の実績の中でレパートリーを作ってこられたようです。
年に2-3回の施設慰問をされているようです。
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◆楽器編成:バイブ、サックス、ベース(遠方在住、参加不詳)、男性ボーカル(コンガ/スネア)、女性ボーカル
◆レパートリー:普段練習していないので、約束事や自分のパートをゼロから復習です。
◆オブリガード:適当なので、みんなで入れてかちあったり、誰もいれなかったり
◆リズム:楽譜を読むのに懸命で、ほかの人の音を聞く余裕はまだありません。(ズレまくりです)
◆ボーカル:女性ボーカルさんは、カラオケ仕様のバッキングをバンドに要求しています。(・・・)
◆バンマス:休憩にバナナ(昔叩き売りのおじさんが売っていたような大きな房!)を2本くれました。音楽的な指摘は今のところゼロ。バンマスさんのバイブも練習不足で、リズムに乗れていません。またバイブの入れ過ぎで、曲が変わっても、みんな同じような曲に聞こえます。
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楽器編成でみると、メロディー楽器中心のバンドさんです。
そこで、コードとリズムはKBの仕事になります。
バンマスさんからのKBへの要望:
◆リズム:バンマスさんの欲しいリズムを、KBで出すこと。タセットの多用(リズムを途中止めたり、再開したり)操作。
◆コード:コードは良く聞こえるように、大きく出す。女性ボーカルさんはコードを聞いて音取りをしていて、こちらがコードを間違えると音が狂うそうです。
バンマスさんのリズム選択:
全部で3種類です。4拍子はルンバまたはスロースイング、3拍子はすべてウィンナーワルツ。
困ったことに、いざ演奏してみると、このどれにもあわない、みんなが演奏しにくい曲がいくつかあります。
また3拍子はどう見てもワルツでは合わない、シャッフル向きの曲もあります。
また「ハイハットの音だけとめて欲しい」という、KBにはムリな注文も飛び出しました。
(ドラムリズムの編集となると、ドラムマシーンが必要です。)
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本番では、30曲以上を2時間休憩なしで演奏するそうです。
私の経験では、とても集中力がもちません。
かつてわがバンドでは、ダンスホールのステージでは30曲を3部に分けて演奏していました。
自分の辞書にないバンドさんと付き合うことになったのです。
うーむ、これは作戦が必要です。省エネです。
早く楽譜から離れて演奏できるように、まずは練習です。
そこから早く引き算をして、必要最低限のコード運指にしましょう。
不得手の転回形の訓練になりそうです。
2009年10月24日土曜日
2009年10月16日金曜日
音域と声:伊藤咲子さん:「ひまわり娘」
久しぶりにバンド練習がありました。
前回、一般に懐メロジャンルにリストアップの伊藤咲子さんの「乙女のワルツ」の楽譜を頂き、練習しましたが、今回引き続き彼女のデビュー曲「ひまわり娘」の楽譜を頂きました。
伊藤咲子さんの歌をYoutubeなどで聞くと、一昔前の上手な女性歌手の歌い方、とでも言いましょうか、その時代とその世代の特徴のようなものを感じます。今の歌手がメリスマを効かせたり、声にエフェクターをかけたりするのとは異なり、生の声での表現は、そのストレートな歌詞とあいまって、妙に素直で純粋な響きに感じます。
この日の練習は「ひまわり娘」をインスト、リズム練習、ボーカル練習といくつかのアプローチでやりました。
家に帰って練習録音を聞きました。
いつも発声を気にしながら、思うような声にならないのを、アカペラ練習では指摘され続けています。
いったいどうすれば、あ、これだわ、という声に出会えるのでしょうか・・・
歌った音域の幅が結構広いことに気づきました。アカペラ練習では滅多に歌わないC5。そして、アカペラのアルトの音域でも低いF3-G3。
「ひまわり娘」の伊藤咲子さんは低音域も高音域も余り声の質が変わっていません。
その後のヒット曲「乙女のワルツ」では、より軽やかなしっとりとした声になっていますが、このデビュー曲では、はじけるような胸声でパワフルに歌っています。
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◆滅多に出さない高音域:
練習録音を聞くと、自分の声は頭声と胸声を使い分けていました。
音の変わり目のC4~E4あたりでは、声が裏返らないように、意識的に発声し分けています。
C5あたりでは、全く声の質が普段のアルトの声質と変わってしまいます。
高音域の歌を歌い続けるとどうなるのでしょうか・・・?
今のところ、なんとか出るのはE5までです。その上はかすれてきます。
もっと高音域を出し続けたら、声はまるきり変わってしまうのでしょうか・・・?
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近いうちにパートのシフトが実験的に変わります。メインのソプラノさんはアルトの低音域も楽に出せる声量抜群のベテラン。彼女がアルトにシフトし、ソプラノなのにアルトをやって苦労していた仲間がソプラノに移動です。おなかの支えが十分にないと貧弱さがすぐ露呈してしまうアルトです。次のシフト実験を、みんな興味深深で見守っています。
前回、一般に懐メロジャンルにリストアップの伊藤咲子さんの「乙女のワルツ」の楽譜を頂き、練習しましたが、今回引き続き彼女のデビュー曲「ひまわり娘」の楽譜を頂きました。
伊藤咲子さんの歌をYoutubeなどで聞くと、一昔前の上手な女性歌手の歌い方、とでも言いましょうか、その時代とその世代の特徴のようなものを感じます。今の歌手がメリスマを効かせたり、声にエフェクターをかけたりするのとは異なり、生の声での表現は、そのストレートな歌詞とあいまって、妙に素直で純粋な響きに感じます。
この日の練習は「ひまわり娘」をインスト、リズム練習、ボーカル練習といくつかのアプローチでやりました。
家に帰って練習録音を聞きました。
いつも発声を気にしながら、思うような声にならないのを、アカペラ練習では指摘され続けています。
いったいどうすれば、あ、これだわ、という声に出会えるのでしょうか・・・
歌った音域の幅が結構広いことに気づきました。アカペラ練習では滅多に歌わないC5。そして、アカペラのアルトの音域でも低いF3-G3。
「ひまわり娘」の伊藤咲子さんは低音域も高音域も余り声の質が変わっていません。
その後のヒット曲「乙女のワルツ」では、より軽やかなしっとりとした声になっていますが、このデビュー曲では、はじけるような胸声でパワフルに歌っています。
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◆滅多に出さない高音域:
練習録音を聞くと、自分の声は頭声と胸声を使い分けていました。
音の変わり目のC4~E4あたりでは、声が裏返らないように、意識的に発声し分けています。
C5あたりでは、全く声の質が普段のアルトの声質と変わってしまいます。
高音域の歌を歌い続けるとどうなるのでしょうか・・・?
今のところ、なんとか出るのはE5までです。その上はかすれてきます。
もっと高音域を出し続けたら、声はまるきり変わってしまうのでしょうか・・・?
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近いうちにパートのシフトが実験的に変わります。メインのソプラノさんはアルトの低音域も楽に出せる声量抜群のベテラン。彼女がアルトにシフトし、ソプラノなのにアルトをやって苦労していた仲間がソプラノに移動です。おなかの支えが十分にないと貧弱さがすぐ露呈してしまうアルトです。次のシフト実験を、みんな興味深深で見守っています。
2009年10月15日木曜日
別れの朝
クリスマス・コンサートに向けての練習は予想以上に時間をとることになりそうです。
10~12月の土曜日の午後、6時間も場所をとるそうです。(まさか目いっぱいはやらないでしょうが)
このバンドさんから頂いた楽譜の中に、「別れの朝」がありました。
なつかしい曲です。今から4年前、まだ8人編成バンドの時代に何度も練習して、お蔵入りになった曲です。
当時の練習録音が見つかれば、お蔵入りになった理由がはっきりしますが、今は思い出せません。
今は、ただただ、懐かしくて自由にKBで弾き語りをしています。
クリスマスコンサートでは、女性ボーカルが入ります。途中タセットがあり、KB付属のリズムボックスのドラム音をペダル操作でとめたり、開始したりします。
こういうペダル操作は、これまでに使ったことがありません。
だいたい、プリセットリズムを使うこと自体、考えられませんでした。体にはリズムを打つ器官がありますから、身体リズム感を鍛えて、バンドの仲間と「タイム感」を共有することでグルーブ するのです。
そう教わってきたし、信じてきました。リズム練習がやはり基本です。
でも、今度のバンドさんは、第一にこの器械のリズムが欲しいようです。
そこで、初めて使うことになりました。
もっとペダルの感触が足に伝わってくれば、正確に操作できそうです。でも当日は「裸足」や「靴下」になるわけに行きませんからねぇ・・・。これも慣れる必要があるでしょう。
10~12月の土曜日の午後、6時間も場所をとるそうです。(まさか目いっぱいはやらないでしょうが)
このバンドさんから頂いた楽譜の中に、「別れの朝」がありました。
なつかしい曲です。今から4年前、まだ8人編成バンドの時代に何度も練習して、お蔵入りになった曲です。
当時の練習録音が見つかれば、お蔵入りになった理由がはっきりしますが、今は思い出せません。
今は、ただただ、懐かしくて自由にKBで弾き語りをしています。
クリスマスコンサートでは、女性ボーカルが入ります。途中タセットがあり、KB付属のリズムボックスのドラム音をペダル操作でとめたり、開始したりします。
こういうペダル操作は、これまでに使ったことがありません。
だいたい、プリセットリズムを使うこと自体、考えられませんでした。体にはリズムを打つ器官がありますから、身体リズム感を鍛えて、バンドの仲間と「タイム感」を共有することでグルーブ するのです。
そう教わってきたし、信じてきました。リズム練習がやはり基本です。
でも、今度のバンドさんは、第一にこの器械のリズムが欲しいようです。
そこで、初めて使うことになりました。
もっとペダルの感触が足に伝わってくれば、正確に操作できそうです。でも当日は「裸足」や「靴下」になるわけに行きませんからねぇ・・・。これも慣れる必要があるでしょう。
2009年10月4日日曜日
レス・ポール、94歳で逝く
エレキギターのレスポールギターの発明で知られるレス・ポールがこの8月に亡くなりました。
今まで彼のことは詳しく知りませんでしたが、VOAで彼の特集記事を組んでいました。
ジャズとカントリーのギタリストというミュージシャンの側面に興味をそそられました。
なんといってもレスポールギターで知られています。
現在のようなソリッドボディのエレキギターを最初に作った人たちの一人だそうです。
8トラックの録音機器を創り、音響効果を使った録音方法を編み出した功績も。
今私たちが聞いているサウンドは彼に負うところが大きいわけです。
才能は幼いころから発揮されていました。
9歳までにラジオを組み立て、また音感が良くて、楽譜は読めなくても、聞いた音楽をギターやバンジョーで弾くことができたそうです。
社会に出てから、カントリーバンドやジャズバンドでギターなどを弾き、さまざまな人と共演、その中にはビング・クロスビーも。
1941年に彼はソリッド・ボディのエレキギターを製作。
アコギですと、絃も共鳴胴も振動します。彼は絃だけが振動するギターが欲しかったのだそうです。おかげで、アコギよりも絃の振動が長く続き、反響やノイズの問題も減ったギターが出来上がりました。
おもしろいのは、胴の材料に古くなった枕木を再利用したことです。
レス・ポールだけでなく、レオ・フェンダーも別バージョンのエレキギター、「フェンダー・テレキャスター」を1948年に製作しています。
ギブソン・ギター社がレス・ポールを採用。特別仕様の「レス・ポール」ギターを生産。1952年バージョンは今でも売れており、使っているミュージシャンには、エリック・クラプトン、レッド・ツェペリンのジミー・ペイジなどがいます。
奥さんのメアリー・フォードとのデュオ演奏でも活躍。
1948年の自動車事故で右手を砕き、腕が曲がらなくなってからも、腕をギターに固定して演奏を続けてきました。ラジオやテレビでショー番組を持ち、その合間に録音技術の改良に専念。8トラックミキサーを創り、マルチトラック録音時代が始まることになりました。
70年代80年代も活躍は衰えず、チェット・アトキンスとグラミー賞受賞レコードを出したり、ニューヨークのジャズクラブで演奏を続け、亡くなる数ヶ月前まで現役でした。
彼の最後のアルバムリリースは2005年で、90歳記念。このアルバムもグラミー賞2部門受賞。
すごい人です。
今まで彼のことは詳しく知りませんでしたが、VOAで彼の特集記事を組んでいました。
ジャズとカントリーのギタリストというミュージシャンの側面に興味をそそられました。
なんといってもレスポールギターで知られています。
現在のようなソリッドボディのエレキギターを最初に作った人たちの一人だそうです。
8トラックの録音機器を創り、音響効果を使った録音方法を編み出した功績も。
今私たちが聞いているサウンドは彼に負うところが大きいわけです。
才能は幼いころから発揮されていました。
9歳までにラジオを組み立て、また音感が良くて、楽譜は読めなくても、聞いた音楽をギターやバンジョーで弾くことができたそうです。
社会に出てから、カントリーバンドやジャズバンドでギターなどを弾き、さまざまな人と共演、その中にはビング・クロスビーも。
1941年に彼はソリッド・ボディのエレキギターを製作。
アコギですと、絃も共鳴胴も振動します。彼は絃だけが振動するギターが欲しかったのだそうです。おかげで、アコギよりも絃の振動が長く続き、反響やノイズの問題も減ったギターが出来上がりました。
おもしろいのは、胴の材料に古くなった枕木を再利用したことです。
レス・ポールだけでなく、レオ・フェンダーも別バージョンのエレキギター、「フェンダー・テレキャスター」を1948年に製作しています。
ギブソン・ギター社がレス・ポールを採用。特別仕様の「レス・ポール」ギターを生産。1952年バージョンは今でも売れており、使っているミュージシャンには、エリック・クラプトン、レッド・ツェペリンのジミー・ペイジなどがいます。
奥さんのメアリー・フォードとのデュオ演奏でも活躍。
1948年の自動車事故で右手を砕き、腕が曲がらなくなってからも、腕をギターに固定して演奏を続けてきました。ラジオやテレビでショー番組を持ち、その合間に録音技術の改良に専念。8トラックミキサーを創り、マルチトラック録音時代が始まることになりました。
70年代80年代も活躍は衰えず、チェット・アトキンスとグラミー賞受賞レコードを出したり、ニューヨークのジャズクラブで演奏を続け、亡くなる数ヶ月前まで現役でした。
彼の最後のアルバムリリースは2005年で、90歳記念。このアルバムもグラミー賞2部門受賞。
すごい人です。
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