久しぶりにバンド練習がありました。
前回、一般に懐メロジャンルにリストアップの伊藤咲子さんの「乙女のワルツ」の楽譜を頂き、練習しましたが、今回引き続き彼女のデビュー曲「ひまわり娘」の楽譜を頂きました。
伊藤咲子さんの歌をYoutubeなどで聞くと、一昔前の上手な女性歌手の歌い方、とでも言いましょうか、その時代とその世代の特徴のようなものを感じます。今の歌手がメリスマを効かせたり、声にエフェクターをかけたりするのとは異なり、生の声での表現は、そのストレートな歌詞とあいまって、妙に素直で純粋な響きに感じます。
この日の練習は「ひまわり娘」をインスト、リズム練習、ボーカル練習といくつかのアプローチでやりました。
家に帰って練習録音を聞きました。
いつも発声を気にしながら、思うような声にならないのを、アカペラ練習では指摘され続けています。
いったいどうすれば、あ、これだわ、という声に出会えるのでしょうか・・・
歌った音域の幅が結構広いことに気づきました。アカペラ練習では滅多に歌わないC5。そして、アカペラのアルトの音域でも低いF3-G3。
「ひまわり娘」の伊藤咲子さんは低音域も高音域も余り声の質が変わっていません。
その後のヒット曲「乙女のワルツ」では、より軽やかなしっとりとした声になっていますが、このデビュー曲では、はじけるような胸声でパワフルに歌っています。
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◆滅多に出さない高音域:
練習録音を聞くと、自分の声は頭声と胸声を使い分けていました。
音の変わり目のC4~E4あたりでは、声が裏返らないように、意識的に発声し分けています。
C5あたりでは、全く声の質が普段のアルトの声質と変わってしまいます。
高音域の歌を歌い続けるとどうなるのでしょうか・・・?
今のところ、なんとか出るのはE5までです。その上はかすれてきます。
もっと高音域を出し続けたら、声はまるきり変わってしまうのでしょうか・・・?
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近いうちにパートのシフトが実験的に変わります。メインのソプラノさんはアルトの低音域も楽に出せる声量抜群のベテラン。彼女がアルトにシフトし、ソプラノなのにアルトをやって苦労していた仲間がソプラノに移動です。おなかの支えが十分にないと貧弱さがすぐ露呈してしまうアルトです。次のシフト実験を、みんな興味深深で見守っています。