2009年10月24日土曜日

クリスマスコンサートに向けて:混迷の船出

KBヘルプを頼まれている、12月のクリスマスコンサートの練習が始まりました。
蓋を開けると、(冗談だと思っていましたが)
6時間ぶっ続けの練習、だそうです。(のっけから、心はイナバウアー、のち転倒・・・)

普段定期練習をしないバンドさんです。
でも数年間の施設慰問の実績の中でレパートリーを作ってこられたようです。
年に2-3回の施設慰問をされているようです。
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◆楽器編成:バイブ、サックス、ベース(遠方在住、参加不詳)、男性ボーカル(コンガ/スネア)、女性ボーカル
◆レパートリー:普段練習していないので、約束事や自分のパートをゼロから復習です。
◆オブリガード:適当なので、みんなで入れてかちあったり、誰もいれなかったり
◆リズム:楽譜を読むのに懸命で、ほかの人の音を聞く余裕はまだありません。(ズレまくりです)
◆ボーカル:女性ボーカルさんは、カラオケ仕様のバッキングをバンドに要求しています。(・・・)
◆バンマス:休憩にバナナ(昔叩き売りのおじさんが売っていたような大きな房!)を2本くれました。音楽的な指摘は今のところゼロ。バンマスさんのバイブも練習不足で、リズムに乗れていません。またバイブの入れ過ぎで、曲が変わっても、みんな同じような曲に聞こえます。
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楽器編成でみると、メロディー楽器中心のバンドさんです。
そこで、コードとリズムはKBの仕事になります。

バンマスさんからのKBへの要望:
◆リズム:バンマスさんの欲しいリズムを、KBで出すこと。タセットの多用(リズムを途中止めたり、再開したり)操作。
◆コード:コードは良く聞こえるように、大きく出す。女性ボーカルさんはコードを聞いて音取りをしていて、こちらがコードを間違えると音が狂うそうです。

バンマスさんのリズム選択:
全部で3種類です。4拍子はルンバまたはスロースイング、3拍子はすべてウィンナーワルツ。

困ったことに、いざ演奏してみると、このどれにもあわない、みんなが演奏しにくい曲がいくつかあります。
また3拍子はどう見てもワルツでは合わない、シャッフル向きの曲もあります。
また「ハイハットの音だけとめて欲しい」という、KBにはムリな注文も飛び出しました。
(ドラムリズムの編集となると、ドラムマシーンが必要です。)
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本番では、30曲以上を2時間休憩なしで演奏するそうです。
私の経験では、とても集中力がもちません。
かつてわがバンドでは、ダンスホールのステージでは30曲を3部に分けて演奏していました。

自分の辞書にないバンドさんと付き合うことになったのです。

うーむ、これは作戦が必要です。省エネです。
早く楽譜から離れて演奏できるように、まずは練習です。
そこから早く引き算をして、必要最低限のコード運指にしましょう。
不得手の転回形の訓練になりそうです。