メンバーの都合で、バンド練習はしばらくお休みに入りました。
練習がないのはちょっと寂しいです。でも。
これまでに習ったことが山のようにあって、お休みになってようやく、その復習や整理にかかることができるようになりました。
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◆12月のXmasコンサートのヘルプで、週末の5-6時間は、別のバンドさんの練習に参加しています。
これまで、バッキング楽器がひとつもなかったのですが、11月に入ってから、このバンドさんに、ギターを弾かせてほしい、という方が入ってきました。
ギブソンの高級ギターにVoxのセミ真空管のアンプ。音がまろやかです。楽器も軽く触るだけで反応する、といった感触のギターです。
以前から弾いておられたらしく、とても上手なサイドギターさんです。
練習の回を重ねるたびに、少しずつみなさん、
リズムボックスについていけるようになってきました。
まだまだ表現、と呼べる域には程遠いのですが、演奏を楽しめるところまでようやく近づいた・・・
という感じでしょうか。
◆音の厚み
ボーカル主体の演奏ですから、KBがなくてもギター一本でもバッキングOK!とそんな風に思いますが、現実は、ボーカルのメロディーラインに加えて、サックスやバイブが頻繁に入ってくるので、ギター一本だけのバッキングでは無理があります。
KBのリズムとオルガン系ベタを加えても、まだ音の厚みが貧弱なバッキングです。
そこで、シンセ機能を使うことにしました。
KBのドラムリズム、そこにオルガン系のベタ、ベースを加え、サイドギターのカッティングをシンセ機能でいれますと、音の厚みが得られます。
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◆ギターの練習
ギター演奏は、今のBBバンドの生演奏を長く沢山聞いてきました。やがて気づくと、ギターに深く魅せられていました。そのように弾いてみたくても、聞いた記憶だけでは、なかなか再現できません。ギターを触りながらあれこれやってみますが、あの複雑なカッティングやピッキングにはかすりもしません。
そこで、入門書をいくつか買いました。
カントリーピアノの教則本にもありましたが、ギターにも、ほかの楽器から影響を受けた奏法がいくつもあることが、書いてありました。
そうなんだ・・・。
バンド内の色々な楽器は、お互いから影響を受けて、新しいフレーズやフィールの演奏を作り出してきたのですね。
そのことにとても、とても新鮮な感動を覚えました。
◆教則本
ちなみに、わかりやすい教則本は、ある程度ジャンル別に完成された基礎知識を、簡潔に分りやすくまとめてあるものが、使いやすいです。
先日取り寄せたカントリーピアノの教則本は、基本の運指技術、コード進行などを、ゼロから教えてくれ、手指の必要な筋肉を鍛えていくのにも適した練習構成になっています。
付属CDには、のりのよいピアノリズムがスピードを変えて録音されていて、これが聞いていて大変気持ちよいものです。こんな風に弾きたい、そう思わずにおられません。
ギターもそうですが、なにより、今まで使用したことのない指の形など、筋肉から鍛えねばならないものが、沢山です。これまで、できるはずがない、と思ってきたことが、今は練習すれば少しずつ近づけるかもしれない、と思えるようになってきました。「弾きたい」という一心です。
2009年11月26日木曜日
2009年11月11日水曜日
ピック&ドライブ感
居間で一人分の椅子を占拠しているギターのその後です。
最近気温が下がってきたせいでしょうか、時間がたつと音が狂います。
音叉を使ったり、挟み式マイク付きチューナーを使ったりして、チューニングします。
時にはKBを使ったり、調子笛を使ったりします。
色々やってみましたが、結局、
音叉を使って、絃の共鳴を聞きながらチューニングするのが一番気に入っています。
アコギには、エレキにはないものを感じています。
ボディで響く音を聞きながらボディの中をのぞいていると、なんだか別の宇宙空間を見ているみたいです。(小さな妖精がせっせと中で働いてたりして。今にも「ハロー」と言って現れそうです。◆余談ですが、昔、父がラジオの中には小人さんがいるんだよ、と子供たちに説明して、本気にした子供の一人がラジオを分解したことがあります。)
ピックを使った奏法を覚えたいと思い、練習を始めて間もないのですが、なかなかよい音がでません。
でも、力加減でしょうか、時たま、どきりとするようないい音が鳴ることがあります。
音は出ても、きちんとしたリズムを刻むのは、難しい・・・
なんだか、とてつもなく遠い、先の見えない道程に思えます。
◆ドライブ感
「Cotton Fields」(C.C.R.)を、初めは全部8beat で弾いていました。それから、サビ部分をtwo beat feel で弾いてみると、全体のテンポは全く変わらないのに、8beatが軽快なノリのドライブ感あふれる感じなのに対して、サビ部分は非常にゆったりとした広大な風景を感じさせます。
リズム初心者には、このことが大変新鮮な発見に思われました。
バンドでの講義の中で、耳タコが出来るくらい何度も教わってきたはずのことに違いないのですが、
ギターを手にして、初めて体で感じたような気がします。
最近気温が下がってきたせいでしょうか、時間がたつと音が狂います。
音叉を使ったり、挟み式マイク付きチューナーを使ったりして、チューニングします。
時にはKBを使ったり、調子笛を使ったりします。
色々やってみましたが、結局、
音叉を使って、絃の共鳴を聞きながらチューニングするのが一番気に入っています。
アコギには、エレキにはないものを感じています。
ボディで響く音を聞きながらボディの中をのぞいていると、なんだか別の宇宙空間を見ているみたいです。(小さな妖精がせっせと中で働いてたりして。今にも「ハロー」と言って現れそうです。◆余談ですが、昔、父がラジオの中には小人さんがいるんだよ、と子供たちに説明して、本気にした子供の一人がラジオを分解したことがあります。)
ピックを使った奏法を覚えたいと思い、練習を始めて間もないのですが、なかなかよい音がでません。
でも、力加減でしょうか、時たま、どきりとするようないい音が鳴ることがあります。
音は出ても、きちんとしたリズムを刻むのは、難しい・・・
なんだか、とてつもなく遠い、先の見えない道程に思えます。
◆ドライブ感
「Cotton Fields」(C.C.R.)を、初めは全部8beat で弾いていました。それから、サビ部分をtwo beat feel で弾いてみると、全体のテンポは全く変わらないのに、8beatが軽快なノリのドライブ感あふれる感じなのに対して、サビ部分は非常にゆったりとした広大な風景を感じさせます。
リズム初心者には、このことが大変新鮮な発見に思われました。
バンドでの講義の中で、耳タコが出来るくらい何度も教わってきたはずのことに違いないのですが、
ギターを手にして、初めて体で感じたような気がします。
先ほど、リサイクル屋さんに行ったら、ピックを売っていました。
新品はありふれたピックで種類も2種類しかありませんでしたが、なんと、
「中古ピック」なるものがありました。
リサイクルに出されたギターについてきたものなのでしょう。磨り減ったものもありましたが、
フィンガーピックやら、変わった色や形(例えば鋸状)のピック、さまざまなメーカーのピックがあり、ためしに、磨り減っていないものを、数個買ってみました。
ドライブ感を支配するのはどのピックでしょう・・・
音は弾き方しだい・・・とか。
ピックじゃないかも
2009年11月7日土曜日
久しぶりのPA
今日は、9月の野外コンサートから2ヶ月ぶりのPAをやりました。
今回はハワイアンバンドさんが4組、それにカントリーバンドが加わりました。
カントリーバンドさんは、そのジャンルのレアさをはるかに超えて、
不思議な魅力で、異彩を放っていました。
(◆突発事故: 司会役を受けてくださったバンドさんのメンバーが交通事故で参加できなくなり、急遽少人数で演奏、なんとかステージをこなしておられました。)
◆すごい!カントリーバンド:
カントリーバンドが際立っていたのは、メンバーの魅力そのものです。
バンジョー奏者がその世界では知られたプロの方。とにかくうまいのです。「おじいさんの古時計」のソロは、誰もついていけないほどの速さ。流麗なリズム。時計の鐘の音を真似た音のユーモラスな響き・・・。会場全体が惹き付けられ、思わず拍手をする人たちの笑顔また笑顔。
また、相方の方がとてもすばらしいボーカルを聞かせてくださいました。
アコギを弾きながら歌う声といい歌といい、ただもう聞きほれてしまう・・・。
こちらも自然に拍手がわきました。
ほかのバンドさんの男性ボーカルも、非常にうまい人たちがおられます。
うまいなぁ、と誰もが思う、そんな人たちです。
だのに、このカントリーのボーカルさんは、そうした人たちと何かが違う・・・
そう思えてなりませんでした。
こんなに胸をゆさぶる歌は、どこからわいてくるものなのでしょう?
同じPA担当のTさんと顔を見合わせ、「今日一番のボーカルだね」とうなづきあいました。
今回はハワイアンバンドさんが4組、それにカントリーバンドが加わりました。
カントリーバンドさんは、そのジャンルのレアさをはるかに超えて、
不思議な魅力で、異彩を放っていました。
(◆突発事故: 司会役を受けてくださったバンドさんのメンバーが交通事故で参加できなくなり、急遽少人数で演奏、なんとかステージをこなしておられました。)
◆すごい!カントリーバンド:
カントリーバンドが際立っていたのは、メンバーの魅力そのものです。
バンジョー奏者がその世界では知られたプロの方。とにかくうまいのです。「おじいさんの古時計」のソロは、誰もついていけないほどの速さ。流麗なリズム。時計の鐘の音を真似た音のユーモラスな響き・・・。会場全体が惹き付けられ、思わず拍手をする人たちの笑顔また笑顔。
また、相方の方がとてもすばらしいボーカルを聞かせてくださいました。
アコギを弾きながら歌う声といい歌といい、ただもう聞きほれてしまう・・・。
こちらも自然に拍手がわきました。
ほかのバンドさんの男性ボーカルも、非常にうまい人たちがおられます。
うまいなぁ、と誰もが思う、そんな人たちです。
だのに、このカントリーのボーカルさんは、そうした人たちと何かが違う・・・
そう思えてなりませんでした。
こんなに胸をゆさぶる歌は、どこからわいてくるものなのでしょう?
同じPA担当のTさんと顔を見合わせ、「今日一番のボーカルだね」とうなづきあいました。
2009年11月1日日曜日
音の厚みの謎:バッキングとギター
あの背後の音の厚みはなんなのだろう?
そんなことを昔ばくぜんと思いながら音楽を聴いていました。
約10年前に初めてバンド参加したマンドリングループでは、それは良く分りませんでした。今なら少し分ります。当時はマンドリンの人数が多く、ドラやギターなど、リズムと低音パートが貧弱だったためです。
-----------------------------------------------------------------
やがて、その意味が少しずつ分る機会がやってきました。
5年前に募集ビラを見て、初めて「バンド」さんに参加しました。今から思えば、いくつか楽器は持っていてもどれも中途半端でしたし、楽譜もろくに読めなかったのです。
KBもフルートも次々に別の新人に取って代わられ、しばらく部屋の隅で見学していました。
当時は生演奏を聞けるだけで十分満足でした。(いつか参加できたらなぁ・・・と)
やがて、バンドさんにつきもののメンバーの出入りがあり、棚から牡丹餅、いえKBが落ちてきました。
憧れは飢えに変貌していたようで、その後すっかりのめりこんでしまいました。
しかし上達はなかなかです。アンサンブルのバランスは他人の音を聞き分ける耳次第。
経験の差は埋めようもありません。
ラッキーだったのは、そのバンドに経験豊富で寛容かつ類まれな辛抱強さを備えたかたがたがおられたことです。新人に本番の機会を惜しげなく与えてくださったのです。(今思っても無謀だ・・・)
折々のさまざまな場面で、直接間接にバッキングの大切さを体で感じてきました。
-------------------------------------------------------------
バッキングといえば必ず思い出すのが、
現在KBヘルプに行っている、クリスマスコンサートのバンドさんです。
バンマスさんはリズムプリセットが付いたKBをこの上なく頼りにしています。
ほとんど信者さん、と言えます。
メンバーがメロディー担当者ばかりだからでしょう。
(サイドさんとベースさんがいればなぁ・・・・バッキングがグンと変わるのに)
-----------------------------------------------
ところで、
サイドやギターやベースでバッキングする時の気持ちはどんなものでしょうか。
ちょうど忘年会の余興に「Yesterday」をデュエットしようと友人から誘いがきました。
友人は私にギターを弾いて一緒に歌って欲しいと言います。
ギターなんて、何年振りでしょう。何度もギブアップをしました。性懲りもなくまた・・・?
◆ギブアップの理由:何度やっても、指の押さえが難しく、きれいな音がでないのです。
(これまでお世話になったギター:もっぱらリサイクル屋さんのジャンクギター)
-------------------------------------------------------
バンド練習で忘年会のことを話すと、次の練習で早速ギターのパートを回してくださいました。
超えられなかった障害は、あきらめない気持ちと練習で超えられる・・・と。
家に帰り、練習の録音を何度も聞きました。
このときお借りしたレス・ポールの音は、きっと忘れられないでしょう。
あるギターのことを思い出しました。
家族が昔弾いたらしい古いモーリスのウェスタン(フォーク?)ギターを押入れから引っ張り出したのです。 所有者いわく「へ~なぜこんなものがあったのかな」。(モーリス、いただきまぁーす)
レモンオイルで磨きました。
くすんでいたボディは輝きを取り戻しました。でもボディの内部にはホコリがたまっています。
錆びた絃を交換する時に、掃除機の蛇腹ノズルを入れて丁寧に掃除しよう・・・
リビングテーブルの隣の席の椅子にギターを置きました。ここがギターの居場所です。
そんなことを昔ばくぜんと思いながら音楽を聴いていました。
約10年前に初めてバンド参加したマンドリングループでは、それは良く分りませんでした。今なら少し分ります。当時はマンドリンの人数が多く、ドラやギターなど、リズムと低音パートが貧弱だったためです。
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やがて、その意味が少しずつ分る機会がやってきました。
5年前に募集ビラを見て、初めて「バンド」さんに参加しました。今から思えば、いくつか楽器は持っていてもどれも中途半端でしたし、楽譜もろくに読めなかったのです。
KBもフルートも次々に別の新人に取って代わられ、しばらく部屋の隅で見学していました。
当時は生演奏を聞けるだけで十分満足でした。(いつか参加できたらなぁ・・・と)
やがて、バンドさんにつきもののメンバーの出入りがあり、棚から牡丹餅、いえKBが落ちてきました。
憧れは飢えに変貌していたようで、その後すっかりのめりこんでしまいました。
しかし上達はなかなかです。アンサンブルのバランスは他人の音を聞き分ける耳次第。
経験の差は埋めようもありません。
ラッキーだったのは、そのバンドに経験豊富で寛容かつ類まれな辛抱強さを備えたかたがたがおられたことです。新人に本番の機会を惜しげなく与えてくださったのです。(今思っても無謀だ・・・)
折々のさまざまな場面で、直接間接にバッキングの大切さを体で感じてきました。
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バッキングといえば必ず思い出すのが、
現在KBヘルプに行っている、クリスマスコンサートのバンドさんです。
バンマスさんはリズムプリセットが付いたKBをこの上なく頼りにしています。
ほとんど信者さん、と言えます。
メンバーがメロディー担当者ばかりだからでしょう。
(サイドさんとベースさんがいればなぁ・・・・バッキングがグンと変わるのに)
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ところで、
サイドやギターやベースでバッキングする時の気持ちはどんなものでしょうか。
ちょうど忘年会の余興に「Yesterday」をデュエットしようと友人から誘いがきました。
友人は私にギターを弾いて一緒に歌って欲しいと言います。
ギターなんて、何年振りでしょう。何度もギブアップをしました。性懲りもなくまた・・・?
◆ギブアップの理由:何度やっても、指の押さえが難しく、きれいな音がでないのです。
(これまでお世話になったギター:もっぱらリサイクル屋さんのジャンクギター)
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バンド練習で忘年会のことを話すと、次の練習で早速ギターのパートを回してくださいました。
超えられなかった障害は、あきらめない気持ちと練習で超えられる・・・と。
家に帰り、練習の録音を何度も聞きました。
このときお借りしたレス・ポールの音は、きっと忘れられないでしょう。
あるギターのことを思い出しました。
家族が昔弾いたらしい古いモーリスのウェスタン(フォーク?)ギターを押入れから引っ張り出したのです。 所有者いわく「へ~なぜこんなものがあったのかな」。(モーリス、いただきまぁーす)
レモンオイルで磨きました。
くすんでいたボディは輝きを取り戻しました。でもボディの内部にはホコリがたまっています。
錆びた絃を交換する時に、掃除機の蛇腹ノズルを入れて丁寧に掃除しよう・・・
リビングテーブルの隣の席の椅子にギターを置きました。ここがギターの居場所です。
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