写真はカントリーバンドさん。袖裏にしつらえたコンソール。
ケーブルの数を見ると分りますが、超シンプル。YAMAHAの軽量ミキサー。手前にグライコ。
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先輩Aさんの器材は年ごとにシンプル化が進み、今回はさらに厳選された必要最低限。
先輩Aさんの器材は年ごとにシンプル化が進み、今回はさらに厳選された必要最低限。
もうマルチボックスも使うことはなくなり、重いパワーアンプも省略。外音用もコロガシもパワードスピーカです。
以前は、プレーヤーの要望に出来るだけ応えようと、マイクやスタンド、ケーブル、DIにいたるまで、あらゆる予備器材をベスト準備したものですが・・・。おかげで、このごろはセッティングと撤収に時間がかからなくなりました。理由は簡単。昔とちがって、今は、楽器の音はバンドさん所有のアンプから出しています(もちろん、調整も音の責任もバンドさん)。
私たちはボーカルマイクと、たまに希望があれば、アンプからの楽器マイク採りを担当するだけです。
5年の経験から得た教訓:舞台の進行、緞帳の上げ下げ、予ベル・本ベル、照明さんへの指示、などをバンドさんに任せ、PAに専念。(ドラムスのマイク採りなぞやらなくなって久しい・・・。もうEasy PAモドキと呼ぶべきか)
中音(ステージ内の音)と外音(客席で聞く音)はそれぞれバランス調整が必要ですが、こんなわけで、外音と、ステージ用コロガシの音量と向きの調整だけですみます。
前夜の仕込みで全体調整済みでしたが、本番前のリハで再調整。
案の定、打ち合わせより多くのマイクが必要になり調整。
司会マイクは、話者の声に合わせて、ローカット。今回はカントリーさんのMCの声がそれです。ローは全カット。ちょっと上げてもハウりました。(「これがオレの声かぁ~っ?」)
いくつかのバンドさんのベースアンプの音が回り込み、客席ではボヨンボヨンといまいちの音を出しているものがありました。(これは担当外)
おかげで、ベースマンさんの調整が良いバンドさんでは、歴然の差がでました。
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最後のバンドさんの演奏が始まると、片付けを開始。椅子、借りた備品の返却、ゴミ始末、搬送口に車を寄せてスタンバイにしておく、などなど。
終わって、すぐさまマイク用ケースを持ってマイクの回収。ケーブルを巻き、マイクスタンドをまとめて搬入口に。スピーカ、スピーカスタンド、コロガシも。
撤収に10数分。新記録です。