2010年7月15日木曜日

さよなら は言わない

昨年11月から、メンバーの家庭の都合で練習をお休みしていたマイバンド。
ぜいたくにも楽器や器材を置いたままにして、長い間、使わせて頂いていた練習場が、使えなくなることになりました。

楽器の引き取りや器材の処遇を話し合うことになりました。
わたしも、お借りしていた沢山の楽器や器材をお返しするときがきました。うちの家族が、「スペースが戻ってくる」と喜ぶ顔が目に浮かびます(笑)。

創立以来14年間、私が参加してからこの5年余りの間、バンドの練習場になっていた某社の食堂ともお別れです。食堂の隅に作られたほんの少しの段差ですが、一段高い「ステージ」。隅にスポットライト風のライティングがあり、かつてはミラーボールもあったようです。人が横たわれそうな大きな道具箱には、衣装やレイ、打楽器小物などが入っていました。
初期のレーザーディスクカラオケや、デジタルミキサー、マイクやスタンド、ケーブル、と器材豊富。おまけに初期のエレクトーン、バンジョー、ギター、ドラムスなど、バンド所有の楽器も豊富。そこにメンバーが置いている楽器や器材類、という贅沢なバンドでした。探せば、まだまだ新発見のありそうな場所です。

ここは、私がそれまで味わったことの無い、独特の雰囲気をかもし出す不思議な場所でした。私はここで音楽の魔法にかかってしまい、以来、いまだに魔法は解けず、はまるばかりです。

この場所に特別の思いがある私は、この場所が使えなくなったとき、バンド活動も終わりになる、とずっと思ってきました。
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今、ちょっと違った気持ちでいます。
この魔法、誰か解いてくれるまで、終われません・・・