2009年7月30日木曜日

リズムはモータウン

昨夜のバンド練習は格別おもしろかったです。

◆モータウン・リズム
◆フキの歌(吉田拓郎さん)
◆サーファー・ムーン
◆楽譜なしで演奏・歌える曲
◆「五番街のマリー」
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◆モータウン風リズム
スモーキー・ロビンソンの"My Girl"。リズムを、ギターのリフとベースのコンビで練習しました。リズムに乗ると、快適です。こういうベースリズムは初体験。休符も大事な音符だと体で感じることができます。( ピアノ伴奏とボーカルはバンマス先生でした。)
ついでに、ドラムのフレーズも教わりました。キックの16分音符連打は、ビーターがシングルではきつ~い!ダブルでないと出来ないんじゃ・・・しかし、先生によると、それは違う!んだそうです。
家に帰ってからネットで調べました。踵とつま先の方とを使うようです。見よう見真似じゃが・・・やってみるか・・・
食卓テーブルの足にビーターを当てて、連打のペダル練習です。

◆フキの歌
Youtubeで何度も聞きましたが、不思議な歌です。歌詞ばかりが入ってきて、メロディーは印象が薄いのです。「語り」歌なのでしょう。バッキングに耳を凝らしました。ギターのリフと間奏はよく聞こえました。kbははてな?
「シンバルやハイハットだと思って」と言われたらストンと腑に落ちました。録音を聞くと今までで一番ましな演奏に思えました。 

◆サーファームーン
楽譜はCとG。途中で半音転調します。
どちらのキーも歌うにはきつい音域です。ブライアンのような美しいファルセットはとても出ません。さらに言えば、この高音域はわがアカペラ仲間のソプラノさんの音域。アルトを歌う者にはきついこときついこと。
この曲もすでに数十回歌っていますが、まだまだ美しいハーモニーに程遠い・・・。ボーカル二人、共に無理な音域であることを認めました。
今後は、キーを変えて再挑戦することに。

◆楽譜なしで演奏・歌える歌
いかに楽譜に頼ってきたかが露呈してしまいました。積極的に暗譜したことがないことにも気づきました。
何百回と歌い演奏してきたSloop John Bさえも、歌詞の一部がちょい切れしました。練習のエンディング・テーマにしてこのありさま。
曲へのリスペクトを欠いていますね。非常に反省しました。

◆「五番街のマリー」
かつて8人編成のときに、ステージ発表用に練習した曲ですが、当時練習のときに、なんども歌い方がリズムをはずしている、と指摘された、難しい歌です。高橋まり子さんのバラード調歌い上げバージョンに影響され、シャドーイングしていたせいでしょうか、なかなかその指摘が理解できませんでした。
今にして思えば。
わがアマチュアバンドは、歌い手のテンポ・ルバートにつられて、リズム、テンポともにしばしば狂ってしまったわけです。
ダンスバッキングの曲であればなおさら、リズムキープは命。
そのためプログラム・メニューからはずされた1曲でした。
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中身の濃い練習でした。感謝!

2009年7月27日月曜日

トム・ドゥーリー


Tom Dooley の歌曲がVOAで流れていました。

なんともなつかしい曲です。
粘りに粘ってついにレコードプレーヤーを買ってもらった小学生の兄が、初めて手に入れたレコードを擦り切れるほど聞いていた、その中の1曲。キングストン・トリオの曲です。

英語もわからないのに、前せりふから歌詞まですっかり覚えて実にそれらしく歌っていました。今から思えば、英語の学習法のひとつであるシャドーイングをして覚えたのでしょう。歌詞の意味などまったく知らずに・・・。
中学生になったころには辞書を調べたらしくて、「トムは女性を刺しちゃったみたいだな」と教えてくれましたが、その後歌は聞かれなくなりました(部活や受験勉強もあったし・・・)。
歌詞の意味はともかく、今でもこの曲は兄のテーマソングなんだ、とひそかに思っています。

◆曲はノースカロライナ発祥のフォークソングです。時は南北戦争後のアメリカ。ノースカロライナの元南軍兵士トム・ドゥリー(Tom Dulaと綴る)が1866年にフィアンセのローラ・フォスターを刺殺したという事件で、1868年に絞首刑になった話ですが、この事件の裁判は多くの問題を残しました。トムのもう一人の愛人女性アン・メルトンの犯行だった可能性があったからです。
◆自分はローラになんの危害も加えたことはない・・・だが自分は罰を受けるに値する・・・と裁判で述べてあえて死刑になったトム・・・
◆この事件の裁判と処刑の事実が広く知られることになったのは、ニューヨークタイムズ紙や当時彼を無償弁護したのちの同州知事ゼブロン・ヴァンスらによる努力の賜物でした。
◆地元の詩人トーマス・C・ランド がトムの処刑後、トム・ドゥーリーの悲劇を歌にしました。この歌は多くのバージョンを生み、時を越えて歌われてきましたが、中でもキングストントリオのレコードリリースによる「トム・ドゥーリー」は大ヒットし、この唄にアメリカンフォークの中での不動の地位を与えました。
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歌詞の意味が分からなくても、心を打つ、いつまでも口ずさむ・・・そんな曲のひとつです。

ウッディ・ガスリー:プロテストソングの原点

今日付け(7月27日付)のVOA番組で、アメリカン・フォークの系統樹の記事がありました。一部をご紹介します。(Source: シリーズ"This Is America"より)

若手フォークシンガーソングライターのエイミー・スピースの意見によると、プロテストソングのさきがけとなったウッディ・ガスリーがその系統樹の中心にある、としています。
プロテスト・ソングは、その後、ピート・シーガー(The Weavers元メンバー)、ボブ・ディラン、ジョーン・バエズと引き継がれ、市民の思いを声にして広く届ける、という文化的・社会的役割を果たして行きました。

ガスリーの名前は知らなくても、「This Land Is Your Land」を知らないアメリカ人はいません。学校で誰もが習う曲だからです。一般には、アメリカ人の祖国への誇りと愛を歌っている曲と思われているようですが、実はプロテストソングなのです。

彼は1940年にこの曲を書きました。動機は、アービング・バーリンの書いた
流行歌「God Bless America 」に反発して、皮肉を込めて書いたものです。
1940年ごろは、まだ1930年代の大恐慌の傷跡が癒えず、巷に貧しい人たちが相変わらずあふれていた時期です。ですから、彼の歌詞の内容は、歌を追うごとに皮肉をこめたものとなっていきます。

◆この国は君のために作られた・・・というが、国のあちこち、隅々を歩いてみると・・・
◆立ち入り禁止の立て札があったが、反対側の連中に対しては禁止してないぞ・・・
◆町の隅、教会建物の陰、救済所に貧しい人がいて、不満をぼやき、疑問を投げかける・・・本当にこの国は俺たちのために作られた国なのかい・・・?と。
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なるほど。
ちなみに、エイミー・スピースのプロテストソングは、
イラク戦争の端緒となったイラク・クウェート戦争(砂漠の嵐作戦)で戦死した自分の兄への思いを歌った、「The Weight of the World」(世界の重さ)があります。

2009年7月23日木曜日

新メンバー募集の話

昨日の練習は薀蓄(うんちく)と談義が半分。練習半分。
早めに練習場に来たので、ドラムの練習をしました。先生が見え、ピアノで「ブルーシャトー」を。ドラムスのイントロを教わって、「ブルーシャトー」合奏。次回はフィルインを入れよう…

◆新メンバー募集:唐突ですが、先生から出たお話です。
応募資格は初心者で音楽好きで練習を休まない人。
3人だと、ほかの楽器を入れられないから。もう一人欲しい、とのこと。
もしKBをやってくれる人が来てくれたら、ドラムスをやりたいものです。
友達のひとりに電話しました。夜の遅い時間まで練習しますから、おうちの人たちの理解が必要です。くるかなぁ~。

◆Surfer Moon: もう何十回めでしょうか。結構演奏して歌っています。
ビーチボーイズの楽曲は転調が多いので、最初のキーがCでも、途中でわらわらとシャープやフラットがてんこ盛り。
この曲のために、サイドギターのカッティングとピアノバッキングの三連符のほか、メロディーラインをピアノでとり、オルガン系でとり、管楽器系でとり、といろいろ試してみました。こういうとき、KBは便利です。

サイドさんのカッティングは毎回上達しています。
インストがすんだら、ボーカルを入れ、コーラスを入れ、一セットが終わります。

◆薀蓄・談義:先月の練習のとき、話題となった「絶対音感」。
音楽教育の中で、早期に「絶対音感」を見につけさせる教育が大切と唱える人もいます。私の参加するアカペラアンサンブルのメンバーはほとんどが音大出身者で、ピアノ教師をしている方ばかりです。中に「絶対音感」の持ち主といわれる人がいます。そんな話を雑談でしたのですが、以後、この話題は何度も出てきます。
先生は「絶対音感」と「音感がよい」ことは別、といいます。
大切なのは「音階がわかること」で、「絶対音感」といわれるものは音楽をやるうえで、必需品ではないそうです。

ある著名なバイオリン奏者の方も、同じようなことをウェブ上で書いておられました。私は「ないよりあったほうが・・・」と思っていましたが、どのキーで演奏するにせよ、「音階がわかる」ことのほうが確かに先行しますね。

ピアノの黒鍵への苦手意識が少しずつ薄らいできました。

2009年7月19日日曜日

田んぼの真ん中でセッション!

半年前から頼まれていた、ボーカルさんサポートに行ってきました。
はじめての伴奏。心配もどこかへ。みなさんのOKを頂き、ほっとしました。

場所は隣町。田んぼの中の公民館です。コサギ、オオサギなどがきていました。向かいはお寺とお墓。まあ、静かな場所でガンガンのバンドさん練習が同じ屋根の下で複数行われていました。
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コーディネーターはジャズバンドのバンマスさんで、メインボーカルは同バンドの歌姫。 もとメジャー劇団所属、プロの歌手と女優を目指したという方。今もオーディションに時々テープを送っているとか。
頂いた楽譜:
・Again
・星に祈りを
・Angustia

ボーカルさんの音域: D♭3 ~ D♭6 
練習:ボーカル2曲にインスト1曲。練習時間4時間では時間が余り、たまたまいつもバッグに入れたままの当方の楽譜がみなさんの目に留まり、そこからいくつかセッションしました。これは大うけでした。

・All Of Me: のりのりです。
・Moon River: いいバラードです。
・その他:どうぞこのまま、などなど。ボーカルさんはのりがよく、楽しんでいました。
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ほかの音楽室で練習していた別バンドの人たちものぞきにやってきました。
よければセッションに加わりませんか?と誘ってみました。
ギターで参加されたかたと、All Of Meをセッション。
サイドギターで参加され、とてもすばらしいカッティングでした。
そこで、ソロ部分を挿入して、バイブ、ギターのアドリブをお願いしました。
楽譜が一枚しかなくて、コード進行を書き取ってのセッションでしたが、なかなかでした。

音の出しすぎはアマチュアセッションの宿命ですが、アレンジと確認事項を決めておけば、
もっとすばらしいセッションになったかもしれません。

次の機会に備えて、ジャズボーカル用の曲をもっと用意しておきましょう。

2009年7月14日火曜日

いよいよピアノ伴奏者…

とあるジャズバンドさんから、この1月に頂いたお話。
ジャズボーカリストのKB伴奏を、と頼まれて、スケジュールが合わずはや半年。

しびれを切らしたバンマスさんのプッシュで、めでたく週末に出会いの場ができました。重いKBとスタンドとアンプを載せて車で隣町の公民館に行くことになりました。

伴奏初体験。気持ちよく歌って頂けるでしょうか?でもチャンスを頂けたのです。万年コードのベタ弾きからの脱却めざして!がんばるぞぉ~
\(^▼^)/

曲は?→次の3曲ご指定です。→「星に願いを」「アングスティア」「アゲイン」
リードシートだけでどう練習する?→これはもう、自分で歌いながら伴奏練習するっきゃありません。ま~適当ですね~、果たしてこんなチャンスはこれが最初で最後になるのでは…?

でもね、思うのです。伴奏用の楽譜を作ってしまうより、フィーリングで、その場の雰囲気で、歌い手さんから伝わってくるもので、何か出来てくるような…
鍵盤に体をなじませておくほうが、きっとうまくいきそうな気がします。