2009年9月25日金曜日

カントリー音楽って?

アマゾンで注文していたカントリー・ピアノの教則本が届きました。3週間後発送のはずが、4日目で発送、なんと早いこと。 

物は:
Country Piano, Hal Leonard Keyboard Style Series, by Mark Harrison, 2004

箱を開ける前からドキドキワクワクでした。CD付で1500円前後とは、安いです。日本のこの手の楽譜はみんな2000円~3000円しますから。
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内容は実にコンパクトにカントリー音楽の全容をダイジェストして、必要なKBテクと理論と練習曲を並べた、コストパフォーマンスの高い本、と言えそう…。

日本のレコード店などではカントリー・アンド・ウェスタンというジャンルでくくってるのを見かけますが、実際のカントリー音楽は、発祥から約1世紀の間進化し続けているようです。

この本の第一章の内容を少しかじってみると、カントリー音楽が少々分かってきたような気がします。

◆カントリー音楽の発祥と特徴:
1920年代に成立したアメリカ音楽のスタイルのひとつ。今まで進化し続けてきたが、どの時代にも共通する普遍的特徴があり、それは:

・歌詞: 家庭や家族、人間関係、労働者、困難な問題、飲酒など身近な主題をとりあげた実録、写実的な内容。

・歌い方: 飾り気のない素朴な歌い方で、感情をこめ、時には(特に伝統的スタイルでは)物語を語るように歌う。

・楽器: フィドル(バイオリン)、スチールギター、マンドリンは特徴的なサウンド。基本的コード進行(例:I-IV-V)で、シンプルな歌の形をとる。

・カントリー音楽の進化の特徴: 自然周期がある。別ジャンルからの要素を取り入れたり(人口動態の変化によるものや、聴衆層が広がるなどが契機)、伝統的ルーツに戻るなどを繰り返す。進化途中で、ゴスペルやブルース、ポップやロックと混ざり、カントリーロックなどハイブリッドなスタイルが生まれる。
ジャズの発展と似て、伝統的カントリー音楽が消え去ることはなく、それと平行して、より現代風のハイブリッドなスタイルを保持している。
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★昔のカントリー:
カントリー音楽のルーツをたどると、それは「昔の音楽」「フィドルの音楽」というもので、アパラチア山脈地方が発祥地。1800年代後半に発達し、フィドルとバンジョーの伴奏で歌われたそうです。
1920年代半ば、フォークやミンストレル、ボードビル、ゴスペルなどの影響が交じり合い、正式にカントリー音楽といわれるようになったとか。最初の録音は、ジミー・ロジャース、カーターファミリーが、ビクターレコードのレーベルで行ったといいます。
1920年代半ば、テネシー州ナッシュビルにグランド・オープリーが造られ、最初のカントリー音楽の演奏舞台となりました。20世紀を通して、トップクラスのカントリー歌手がこのオープリーで演奏を行うのが常だったそうです。

カントリー音楽にピアノを使うことは発祥当初からあまり考えられていなかったようです。しかし初期の録音にはピアノの参加もあったそうで、ジミー・ロジャースのセッションのいくつかには、リリアン・アームストロングのピアノが入っているのが分かるそうです。

カントリー音楽の中でもバンジョーのスリーフィンガー奏法によるアップテンポな演奏が特徴のブルーグラスでは、ピアノは入ってこないけれども、このバンジョーとマンドリンのパターンをピアノにとり入れると、これがまた実に実に、
カントリー・ピアノらしくなるのだそうです。
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とにかく弾いてみましょう。明日から。

2009年9月24日木曜日

編曲?このドシロートが?(田んぼの中のバンド練習)

遠いなぁ~。車で予想外の時間がかかりました。

駐車場には女性ボーカルさんの軽自動車がとまっていて、中に大型犬が
おとなしくしていました。

その公民館はバリアフリーで、台車を転がすのに非常に楽でした。
25分の遅刻。集会室からはサックスやスネアの音がドコドコ聞こえてきます。
音楽室以外でバンド練習ができるなんて、(バンドにとって)夢のような公民館です。

3人の方とは、初めての顔合わせでした。
若いベースマン。中年のサックスマン(ソプラノ、アルト、テナー)。
男性ボーカル(スネア、コンガ担当。KBのリズム使用のときは、もっぱらブラシ使用)
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来てみると、さらに数曲加わって30曲以上です。
曲ごとに少しのアレンジ(イントロ、エンディングの担当楽器やrubatoのしかた)を加えました。
演奏してみて、こんなもんかな~、で次の曲に。
(どの曲も似たり寄ったりに聞こえますが、初回なのでこんなもんかなぁ~、です)
カシオのキーボード(重い)のリズムは、うちのバンドでは不評なのですが、こちらの
バンドさんでは重宝がられています。(ホワイ?ホワット・ディフェレンス?)
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困ったことがおきました。メドレーです。バンマスさんはメドレーでやって欲しいと。
ぬわに?(アレンジはバンマスの仕事だと思っていました。)
日本の代表的な曲4曲のメドレーをどうつなげたらよいのでしょう。
月の砂漠と里の秋が4/4拍子、赤とんぼとふるさとが3/4拍子です。
おまけにキーもそれぞれ違います。

ヤマハだったか全音楽譜だったか・・・たしか音楽講座シリーズの教科書が出ていたはず。
その中に「編曲」編があったような記憶が。
いざ、楽器店へ。(え?やる気でいるの?自分が分っていない・・・)

2009年9月22日火曜日

楽譜がきました:クリスマス・コンサート依頼

クリスマス・コンサートのお手伝いの依頼を下さったバンド。
そのバンマスさんが、先日楽譜をくれました。
やっぱり懐メロです。数年前のうちのバンドでやったことのある、まさに懐メロです。

約30曲の内訳は、懐メロ、童謡、唱歌など。
施設からの依頼曲多数とのこと。

バンマスとの打ち合わせ:
◆パート:女性ボーカル、サックス(男性ボーカル兼任)、バイブ、ベース、キーボード(計5名)
◆全曲ボーカル入り(え?インストなしですか・・・。イビキも聞こえてくるかも・・)
◆間奏・オブリガード:サックス、バイブ(ビブラフォン=バンマス担当)、キーボードで分け合う。
◆キーボードの役割:KB付属のリズムとテンポ管理、コード弾き、オカズ入れ、間奏入れ。

彼のKBへの第一要求はリズムボックス使用です。
ダンスのバッキングでもないのに。器械について行くのって、大変。そう信じてきたので、意外です。しかもボーカルさんに合わせるべきなのに???イントロはともかく、エンディングも
器械に頼ると、ワンパターン必須です。果たしてうまくいくのでしょうか・・・
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楽譜は歌本からのコピーのリードシートです。全曲ボーカル入りで、30曲通すとなると、とても単調になりそうな感じです。
しかも、休憩なしで、1時間半前後、ぶっ続けで演奏するそうです。
MCなしで、だいじょうぶでしょうか・・・?(不安でいっぱい)

まだ見ぬメンバーのみなさんとの顔合わせは明日。
午後夕方まで、6時間ぶっ続けの練習だそうです。

ぶっ続けの好きなバンドさんなのかも。
楽しくできたらいいな。(祈)
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練習量・練習日を最初に知らされていたら、断っていたかも知れません・・・・
イベントがあるときだけ、集まってそれに向けて練習するバンドさんに見えます。
どこまでお手伝いが可能でしょうか、初めてなので、これもきっと勉強になると思います。

2009年9月10日木曜日

練習作戦:クリスマスコンサート

知り合いのジャズバンドさんからメールがきました。
以前、女性ジャズボーカルさんの練習を、KB伴奏でお手伝いした、あのバンドさんです。

KBバッキングで、バンドを手伝って欲しい、とのことです。

9月はわがバンドの練習が休みなので、軽い気持ちでOKしました。

メールをやり取りするうちに、話は9月だけではないことが分かりました。
12月23日に施設のクリスマスコンサートに招かれ、そこで30曲以上演奏。
練習は9月から毎週末午後に、6時間ずつ。

びっくりしましたが、何とか、やってみることにしました。
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◆30曲:”日本のなつかしいムード歌謡曲”だそうです。

こちら、KBノービスですから、準備が命。鍛えてもらえるのを期待しています。
準備が命ですから、作戦を立てることにしました。
この際、鍵盤を見ずに、コード弾きができるようになることを目標に。

このバンドさんは
1.既成の楽譜のリードシートをそのまま演奏しています。
2.楽器編成:今までは、バイブ、サックス、ベースギター、コンガ、KB、ボーカル。
3.バンマスさん(バイブ担当)の情報:
メンバーはセッションやアドリブ、オカズが苦手で、楽譜通りに弾く人が多い。

予想と対策:

オカズは多分バイブ中心。間奏はサックス中心。
そこで、KBバッキングは、ベタ弾き中心になるでしょう。ベタ弾きだけなら何とかいけそう・・・
ボーカルさんのキーはF。そこでFとその周辺のキーへの移調バージョンを
練習しておきましょう。
「歌本」にある懐メロ曲のコード進行を各キーで練習することにしました。

とはいえ、蓋をあけてみないと、何事もわかりません。
一回目の練習日は9月23日です。
考えるだけで、ドキドキ・・・(ワクワクになるといいな・・・)

2009年9月9日水曜日

音作りの戦略:ハワイアン、カントリー、フラダンス

先週末、地元の農業振興センターの野外ステージでコンサートがありました。

昨年から始まったイベントです。音響係りのお手伝いをしました。
バンドさんはせいぜい3~6人編成ですが、フラチームは1チームが何十人という大所帯。
入れ替わり立ち代り、ハワイアン音楽にあわせてフラダンスです。
曲ごとに衣装を変えて出てきますから、とびきり華やかです。

観客より参加者の数が上回っていたかもしれませんね。
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バンドさんの音バランスをとるのは、なかなか難しいようです。
みなさん、アマチュアとはいえ、それぞれに高度な技術や表現力を持った方々です。
でも、楽器同士の音量バランスが悪いと少々耳障りな音楽に聞こえてくる時があります。

◆私の大好きなカントリー音楽のバンドさんは、3人編成。
サイドギターさんがボーカルをとり、バンジョーの名手はコーラスで盛り立て、ベースさんが
アクセントをつけます。
生音はぞくっとくるぐらい、魅力的なアメリカンテイストを伝えています。

しかし、なぜかこのバンドさんの回になって、ハウリングが起きました。
マイクのマスター音量をさげて対処しました。これは痛い・・・
(この日使用の野外用の簡易拡声システムにはグライコはなく、ハウリングキャンセラー1台のみ)
バンドさんの演奏の魅力を、広場のみなさんにどれだけ伝えられたでしょうか・・・?

◆そんな中、レイスターズというバンドさんは、驚くほどバランスのよい音を出していました。
4人編成。女性ボーカルさんがベースを弾きながら歌います。バンマスはスチール。
バッキングは2人のサイドギターさんが、同じカッティングでクリアなリズムを刻みます。
シンプルなバッキングです。
こういう野外では、シンプルなほど聞きやすいのではないでしょうか。
何曲か聴くにつけ、感心しました。

スタジオやホールとは違う音環境を考慮した、心憎い戦略を選んでいるバンドさんかも・・・
そう思えてきたのです。
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この日のバンドさんたちとは、次回11月にコンサートホールでまたお会いします。
音の環境は室内に移ります。

バンドさんたちの音作りの努力を発見するのが、楽しみです。

2009年9月1日火曜日

夏休みの終わりの台風一過、豚インフルエンザ

昨日は台風11号のせいでしょうか、いつもお留守の家々に電話がつながりました。
「おいでよ」と言ってくれますが、この強い雨足。
予定をキャンセルして、インコさんたちをたっぷり遊ばせてやりました。
はや9月。夏休みも終わりです。来週からお仕事。今のうちにゆっくりすごそう・・・

週明けは、水曜日の音楽デーが待ち遠しくてそわそわしてきます。
練習にも身が入りますが、仕事の準備が待っていて、そちらもそわそわ。

アカペラの先生からメールが来ました。
なんと!!!
先生がインフルエンザに!!! 豚のマークが入っています・・・
そのため、今週の練習は自主錬。
よーし、暗譜するぞ~♪
まずは、I Got Rhythm から。

おや、なぜ張り切ってるのだろう?
今熱出してる先生を、あとで喜ばせたいからです。