2011年1月15日土曜日

音鳥(音取り)の味方:ミニミニ鍵盤KB入手

ついにミニ鍵盤KBをジャンクコーナーで発見しました。
カシオのSA-2初期型(32鍵)です。最大同時発音はわずか2音ですが、音取りには十分。やった!!!(超安価に目的達成するのが生きがいです~)

シンプル機能、サイズは370mm x 95mm x 30mm。 なにより軽い!単三電池4個入れても480G です。
Simple is best!!!! ばんざ~いぃ~♪♪
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アカペラの指揮者の「音取らせ」作業は大変なのです。なにが、かというと、ピアノの無いところで、みんなに最初の音を与えなくてはなりません。先生がご自分の声で音を出すと見事なビブラートがかかるので、みんなとれません。

うちの先生は、調子笛(12音の出る円盤型の笛)を口にくわえて、各パートに向かって、「あなたたちの最初の音はこれよ」と音で伝えてくださいます。本当のところ、先生から見れば、みんなに1音与えれば、各パートが即座に自分の音を取れる、というのが理想なのですが、とてもとても…

調子笛は音の一つ一つを目で確かめながらマウスピース部分をくわえて鳴らすので、次の音をだすまでに多少時間がかかります。先生もご不便そうな表情でマウスピースの表面に小さな文字で書いてある音階を探しておられました。

昨年夏ごろ、某混声合唱団の盛大なコンサートに行きました際、カシオ製ミニ鍵盤のKB(実はMIDI入力用KBのGZ-5でした。定価12800円、アマゾンでは5000円くらい…)を使っておられるのを見ましたもので、早速、それをわが先生にお奨めしました。
みんな音取りの練習には生のピアノを使ってきましたから(みんなピアノの先生ばかりです)、どうも安っぽい子供用のミニ鍵盤には抵抗を感じるようです。
今更それだけのために出費するのもねぇ・・・などと盛り上がらず、そのうち立ち消えになりました。

さて、2月のコンサートが近づいてきて、昨年末、再び音取りをどうするかが、話題になりました。やはり余計な出費はできない、と誰かKB所有者が持ってくることに。私のところにあるのはあるのですが、比較的小さいものでも長さ70cm、本番ではKBスタンドが必要です。車で行ける練習会場で使ってみようということで、私が持参することになりました。
しかしやはり、譜面台にちょこんと置けるミニミニ鍵盤が頭から離れませんでした。ず~っと頭から離れなかったので、リサイクル屋さんには小まめに寄りました。小まめに小まめに。

問題は、鍵盤の小ささです。いまどきの子供にも弾きにくいのでは、と思われる小ささ。大柄な先生の華奢な「小指」にでも期待することにしましょう。