2011年8月5日金曜日

エレキバイオリン、そしてナイロン絃

バンドさんとの練習をひかえ、バイオリンもピックアップかマイクを付けねば・・・と思い、いっそエレキバイオリンにしようか、と再びリサイクル店巡り。
見つけたのは中国製の15000~20000円台のエレキバイオリンです。
別の店ではクロサワバイオリンのStaffordブランドのユニークな形をしたエレキバイオリンを見つけました。定価は分かりませんが、2万円以上の値段でした。
どちらの楽器も、おそるおそる試奏させてもらいました。

なんだか、のっぺりした音です。アコースティックに比べて、楽器の息遣いがまったくありません。ボーイングもダウンとアップが同じです。平板な音です。
ちが~~う、これは、似て非なるものです。
音のバリエーションが出せない分、表現の幅は非常にせまいです。
これで練習したら、アコバイオリンが上達するとは思えません。
ノーサンキュー!

というわけで、浮気心を捨てて、もとの楽器の向上に努めることにしました。
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絃を取り替えて一月もたたないのに、弓の毛がゴリゴリと引っかかります。
どうしてかな・・・
弓を取り替えても同じです。
これは絃の問題かしら・・・絃をもっと柔らかいものにしたらどうか・・・

欲しいのは、弓の毛が吸い付くような絃です。
スチール絃からナイロン絃に変えてみました。

おお!なんと柔らかい絃でしょう。
弓は勢い余って絃の上でしばしば弾んでしまいます。
これは。
でも、しばらく弾いているうちに慣れてきました。
な~んて軽いボーイングでしょう♪♪♪
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弓の話:
以前買った、3/4バイオリンについていた古い弓は、軽くて扱いやすく、絃に吸い付いて、驚くほど自在に動かせました。でも毛がついに命尽き、今はお蔵入り。

そこで、アマゾンで安物の弓を買いました。

高い弓じゃないけど大丈夫かしら?
昨年の地元のコンサートを思い出しました。
デュオの軽妙なトークをなさるバイオリン奏者の方が弓を差し出して、
「これ一本で、ベンツが一台買えるんですよ~」とおっしゃったのです。
楽器も弓も値段に比例する・・・という定説どおりです。

でも私の手元にある2万円台の弓と1400円の弓では、安物のほうが弾きやすいです。不思議に思いますが、これは毛が新しいせいだと思います。
でもね。
自分にあってることが大切。
自分を合わせてしまえばいいのだわ・・・と考えています。