2009年12月24日木曜日

済みました~クリスマスコンサート

初めての経験です。
モニターなし、自分の楽器のアンプの後ろで演奏しました。
なんだか、音がぼやけて聞こえまして、
それはもう・・・みなさん、ずれまくりの演奏でございました。
号泣(--しませんでしたが、しそうでした)。

お客様はお年寄り。こんなもんだ、と聞いて下さったのでしょう・・・
「よかったわ~またお願いしますね~」とお声がけ頂きました。
これは優しいお心遣いに違いありません。


出だしからすべりました。
◆オープニング:
バンマスさんの合図が合図に見えませんでした・・・バンマスさんがこけてるのを見て、みんな、あ、始まったのか・・・と。(脱力…)

◆サックスの沈黙:
1曲目のイントロ。サックスさんの第一声は不発音、あせって出した第二声は「◎◎ラ」のような音。・・・続いて沈黙。さらに会場沈黙。続いて恐る恐る吹く音・・・。 ・・・・・・。・・・・・。
その後、徐々に立ち直られました。

◆バンマスさんのPAセッティング:
楽器用アンプを一番前面に出して置くように、との指示。(お客さんによく聞こえるようにですか…)
かえしのモニターなどありませんから、広い会場の中を乱反射した音を頼りにリハ。その上、本番ではお客さんが入ったせいで、音が吸収されたのか、さらにお互いの音がよく聞こえませんでした・・・(泣)。

◆PA再考:
広い会場です。アンプは30W。公民館の練習室でやるのと違って、うんとパワー不足でした。
マイクが何度もハウりました。グライコもハウリングキャンセラーもなしです。
ケーブルに足をとられました。ケーブルを見るとひねり癖がついて、のた打ち回っていました。「8の字巻き」を知っている人がいませんでした。

◆反省会:
イントロとエンディングは、やっぱりバラバラででした。
練習のときに、「ま、いいっか」できたので、特に決めていなかったからです。
バンマスさんの指示では、「阿吽の呼吸」でとのこと。
「来年は切符を売るコンサートだ」とバンマスさんは意気軒昂。
(本気なら、頑張ってくださいね、来年まであと数日ですよ。)

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ともかく終わりました。
ほっと一息です。

2009年12月19日土曜日

おニューのライブハウスで

市内に目医者さんの家族がやっておられるライブハウス・カフェができてました。ここに知り合いのバンドさんたちが次々にでているから、とPA仲間のお勧めで、見に行きました。チャージはなくて、飲み物代だけです。

カントリーバンド(結構好きなジャンルです)さんのギグでした。(出演者たちも飲み物代を払っていました。演奏場所を提供してくれるカフェらしいです。)

おや、びっくり!うちのバンドの旧メンバーさんたちが4人来てました。今は施設訪問演奏専門のボランティアバンドをやっているAさん。彼とお会いするのは本当に久しぶりです。ビール数本ですっかり仕上がっていました。
「バンドは今どうなってるの?」と聞かれました。
Aさんは、トリオバンドが続いているのに驚いてました。

人前での管楽器演奏が飯より好き?なAさんは「うち(のバンド)はこの先もどんどん進化していきますよ」と自信満々です。自分の好きな世界にどっぷりの幸せなAさん、ちっとも変わっていませんでした。

2009年12月11日金曜日

エド・サリバンショー

アメリカのテレビ草創期からの長寿番組だったエド・サリバンショーのアレンジDVDが、リサイクル店に出ていました。
ビーチボーイズ、ビートルズ、プレスリーをはじめ、ロックの歴史をたどるシリーズになっています。
すぐにも見たい内容です。10本以上あります。1万円では足りません。(沈)
でも考えました。
DVDが出ているものは、ほとんどインターネットで見ることができるからです。
バンド練習の中で名前が出てきたパワフル・アーチストたちも、みなウェブ上でその演奏を聴いてきました。
ここは我慢してお財布を守ろう・・・・
そういえば過去にも。
ジョニー・キャッシュのTV番組のハイライトを特集したDVDが一昨年ごろにでましたが、出演ゲストたちの多彩さ、大物アーチスト目白押しの内容にエキサイト、音楽ショップを回って探しました。いざ見つけた時に、それまでの決意はどこへやら。その時も、お財布を守ろう・・・に。

インターネットを通じて情報は、まるで水が低いところに勢いよく流れるように、Web環境さえあれば、どんな僻地にも届く時代です。海賊版は違法ですが、両刃の剣かも。エド・サリバンショーのDVDが入手できないところでも、インターネットで見ることができます。ビジネスの取り決めを超えて、広く人類文化の共有を可能にする手立てが普及しつつある今は、何か思考の転換期にさしかかっているのでしょうか。

2009年12月7日月曜日

え?ビーチボーイズが好き?

クリスマスコンサートがいよいよ近づいてきました。
練習は土曜日の午後。KB参加は3時~8時にしてもらいました。
それだと、30曲余りの全曲を消化できるからです。とはいえ、1曲平均1-2回の練習で約3時間余り。

11月に入ってきたサイドギターさんは、いつもエレアコとギブソンのレスポールを持ってきます。
短い休憩時間には、サイドさんのところに行って、彼の高級ギターを触らせていただきました。
本当に、レスポールっていい音だぁ・・・(うちのバンドのサイドさんもレスポールです)
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サイドさんと2台のギターで遊んでみました。
「ジョニー・ギター」を。2台のギターでの合奏(小生稚拙ですが)はいい感じです。
スプートニクのコンサートに行ったことがあるそうで、話しているととても音楽がお好きなことが伝わってきます。
私がCCRのコットン・フィールズを弾くと、サイドさんはCCRを良く知っていて、
さらにビーチボーイズのバージョンが好きだとおっしゃいました。
え?

おお・・・
世の中広いようでせまい・・・
その後、「霧のカレリア」、「十番街の殺人」などなど、思いつくさわりを弾きまくりました。
サイドさんは、どのくらいビーチボーイズにはまっておられるでしょうか・・・(ちょっと気になる)
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クリスマスコンサートの練習:
少しずつ良くなってきました。出だしやエンディングはまだいまいちですが、なんとか楽譜通りに音を出せるようになってきたからです。
今まで習ったことがみんな本当だな~と胸のうちでうなづいています。
だって。本当にみんな音をだしたがる・・・
のってくると、それがさらに激しくなります。
オカズだけのはずが、サックスさんもバンマスさんのバイブも、全編それぞれメロディーを弾いて、鳴りっぱなしです。
ボーカルさんと、サックスさん、バイブさんの3重唱です。
でもボーカルさんは気にならないようです・・・(みんな自分の世界に入っているからね)
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バンマスさんはご高齢です。今までお会いしたバンドの先輩の中でも一番先輩のほうです。
音がずれたり違っていても、誰も人生の先輩に向かって、ご意見する人はいません。
尊敬のこもった、優しい心遣いです。

ご高齢といえば、さらに上を行く方を思い出しました。

数年前に場所取りに行った公民館で出会った、85歳の男性エレキギター奏者です。
市報に掲載したサークルの団員募集で集まった人たちのひとりでした。
まったくマイペースの雰囲気です。高級スーツとしゃれたネクタイに身をつつみ、真空管アンプで、
ゆっくりした曲を熟練したギターで奏でていました。

昔は晴れやかなステージを踏んだそうで、信頼するピアノの女性は今介護施設。
ご自分も数度の胃がんの手術を経て、通院中だそうです。それでも音楽をやめられず、
こうして、今もバンドで演奏する機会を求めてあちこち行かれているそうでした。
今、どうしておられるでしょうか。
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音楽はどこまでも・・・楽しむ、ものなのですね。

2009年11月26日木曜日

BBバンドしばらくお休み

メンバーの都合で、バンド練習はしばらくお休みに入りました。
練習がないのはちょっと寂しいです。でも。
これまでに習ったことが山のようにあって、お休みになってようやく、その復習や整理にかかることができるようになりました。

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◆12月のXmasコンサートのヘルプで、週末の5-6時間は、別のバンドさんの練習に参加しています。
これまで、バッキング楽器がひとつもなかったのですが、11月に入ってから、このバンドさんに、ギターを弾かせてほしい、という方が入ってきました。
ギブソンの高級ギターにVoxのセミ真空管のアンプ。音がまろやかです。楽器も軽く触るだけで反応する、といった感触のギターです。
以前から弾いておられたらしく、とても上手なサイドギターさんです。

練習の回を重ねるたびに、少しずつみなさん、
リズムボックスについていけるようになってきました。
まだまだ表現、と呼べる域には程遠いのですが、演奏を楽しめるところまでようやく近づいた・・・
という感じでしょうか。

◆音の厚み
ボーカル主体の演奏ですから、KBがなくてもギター一本でもバッキングOK!とそんな風に思いますが、現実は、ボーカルのメロディーラインに加えて、サックスやバイブが頻繁に入ってくるので、ギター一本だけのバッキングでは無理があります。
KBのリズムとオルガン系ベタを加えても、まだ音の厚みが貧弱なバッキングです。

そこで、シンセ機能を使うことにしました。
KBのドラムリズム、そこにオルガン系のベタ、ベースを加え、サイドギターのカッティングをシンセ機能でいれますと、音の厚みが得られます。
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◆ギターの練習
ギター演奏は、今のBBバンドの生演奏を長く沢山聞いてきました。やがて気づくと、ギターに深く魅せられていました。そのように弾いてみたくても、聞いた記憶だけでは、なかなか再現できません。ギターを触りながらあれこれやってみますが、あの複雑なカッティングやピッキングにはかすりもしません。
そこで、入門書をいくつか買いました。
カントリーピアノの教則本にもありましたが、ギターにも、ほかの楽器から影響を受けた奏法がいくつもあることが、書いてありました。
そうなんだ・・・。
バンド内の色々な楽器は、お互いから影響を受けて、新しいフレーズやフィールの演奏を作り出してきたのですね。
そのことにとても、とても新鮮な感動を覚えました。

◆教則本
ちなみに、わかりやすい教則本は、ある程度ジャンル別に完成された基礎知識を、簡潔に分りやすくまとめてあるものが、使いやすいです。
先日取り寄せたカントリーピアノの教則本は、基本の運指技術、コード進行などを、ゼロから教えてくれ、手指の必要な筋肉を鍛えていくのにも適した練習構成になっています。
付属CDには、のりのよいピアノリズムがスピードを変えて録音されていて、これが聞いていて大変気持ちよいものです。こんな風に弾きたい、そう思わずにおられません。

ギターもそうですが、なにより、今まで使用したことのない指の形など、筋肉から鍛えねばならないものが、沢山です。これまで、できるはずがない、と思ってきたことが、今は練習すれば少しずつ近づけるかもしれない、と思えるようになってきました。「弾きたい」という一心です。

2009年11月11日水曜日

ピック&ドライブ感

居間で一人分の椅子を占拠しているギターのその後です。

最近気温が下がってきたせいでしょうか、時間がたつと音が狂います。

音叉を使ったり、挟み式マイク付きチューナーを使ったりして、チューニングします。
時にはKBを使ったり、調子笛を使ったりします。
色々やってみましたが、結局、
音叉を使って、絃の共鳴を聞きながらチューニングするのが一番気に入っています。

アコギには、エレキにはないものを感じています。
ボディで響く音を聞きながらボディの中をのぞいていると、なんだか別の宇宙空間を見ているみたいです。(小さな妖精がせっせと中で働いてたりして。今にも「ハロー」と言って現れそうです。◆余談ですが、昔、父がラジオの中には小人さんがいるんだよ、と子供たちに説明して、本気にした子供の一人がラジオを分解したことがあります。)

ピックを使った奏法を覚えたいと思い、練習を始めて間もないのですが、なかなかよい音がでません。
でも、力加減でしょうか、時たま、どきりとするようないい音が鳴ることがあります。
音は出ても、きちんとしたリズムを刻むのは、難しい・・・
なんだか、とてつもなく遠い、先の見えない道程に思えます。

◆ドライブ感
「Cotton Fields」(C.C.R.)を、初めは全部8beat で弾いていました。それから、サビ部分をtwo beat feel で弾いてみると、全体のテンポは全く変わらないのに、8beatが軽快なノリのドライブ感あふれる感じなのに対して、サビ部分は非常にゆったりとした広大な風景を感じさせます。
リズム初心者には、このことが大変新鮮な発見に思われました。

バンドでの講義の中で、耳タコが出来るくらい何度も教わってきたはずのことに違いないのですが、
ギターを手にして、初めて体で感じたような気がします。

先ほど、リサイクル屋さんに行ったら、ピックを売っていました。
新品はありふれたピックで種類も2種類しかありませんでしたが、なんと、
「中古ピック」なるものがありました。
リサイクルに出されたギターについてきたものなのでしょう。磨り減ったものもありましたが、
フィンガーピックやら、変わった色や形(例えば鋸状)のピック、さまざまなメーカーのピックがあり、ためしに、磨り減っていないものを、数個買ってみました。
ドライブ感を支配するのはどのピックでしょう・・・
音は弾き方しだい・・・とか。
ピックじゃないかも

2009年11月7日土曜日

久しぶりのPA

今日は、9月の野外コンサートから2ヶ月ぶりのPAをやりました。

今回はハワイアンバンドさんが4組、それにカントリーバンドが加わりました。
カントリーバンドさんは、そのジャンルのレアさをはるかに超えて、
不思議な魅力で、異彩を放っていました。

(◆突発事故: 司会役を受けてくださったバンドさんのメンバーが交通事故で参加できなくなり、急遽少人数で演奏、なんとかステージをこなしておられました。)

◆すごい!カントリーバンド:
カントリーバンドが際立っていたのは、メンバーの魅力そのものです。
バンジョー奏者がその世界では知られたプロの方。とにかくうまいのです。「おじいさんの古時計」のソロは、誰もついていけないほどの速さ。流麗なリズム。時計の鐘の音を真似た音のユーモラスな響き・・・。会場全体が惹き付けられ、思わず拍手をする人たちの笑顔また笑顔。

また、相方の方がとてもすばらしいボーカルを聞かせてくださいました。
アコギを弾きながら歌う声といい歌といい、ただもう聞きほれてしまう・・・。
こちらも自然に拍手がわきました。

ほかのバンドさんの男性ボーカルも、非常にうまい人たちがおられます。
うまいなぁ、と誰もが思う、そんな人たちです。

だのに、このカントリーのボーカルさんは、そうした人たちと何かが違う・・・
そう思えてなりませんでした。
こんなに胸をゆさぶる歌は、どこからわいてくるものなのでしょう?
同じPA担当のTさんと顔を見合わせ、「今日一番のボーカルだね」とうなづきあいました。

2009年11月1日日曜日

音の厚みの謎:バッキングとギター

あの背後の音の厚みはなんなのだろう?
そんなことを昔ばくぜんと思いながら音楽を聴いていました。

約10年前に初めてバンド参加したマンドリングループでは、それは良く分りませんでした。今なら少し分ります。当時はマンドリンの人数が多く、ドラやギターなど、リズムと低音パートが貧弱だったためです。
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やがて、その意味が少しずつ分る機会がやってきました。
5年前に募集ビラを見て、初めて「バンド」さんに参加しました。今から思えば、いくつか楽器は持っていてもどれも中途半端でしたし、楽譜もろくに読めなかったのです。
KBもフルートも次々に別の新人に取って代わられ、しばらく部屋の隅で見学していました。
当時は生演奏を聞けるだけで十分満足でした。(いつか参加できたらなぁ・・・と)

やがて、バンドさんにつきもののメンバーの出入りがあり、棚から牡丹餅、いえKBが落ちてきました。
憧れは飢えに変貌していたようで、その後すっかりのめりこんでしまいました。
しかし上達はなかなかです。アンサンブルのバランスは他人の音を聞き分ける耳次第。
経験の差は埋めようもありません。

ラッキーだったのは、そのバンドに経験豊富で寛容かつ類まれな辛抱強さを備えたかたがたがおられたことです。新人に本番の機会を惜しげなく与えてくださったのです。(今思っても無謀だ・・・)

折々のさまざまな場面で、直接間接にバッキングの大切さを体で感じてきました。
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バッキングといえば必ず思い出すのが、
現在KBヘルプに行っている、クリスマスコンサートのバンドさんです。

バンマスさんはリズムプリセットが付いたKBをこの上なく頼りにしています。
ほとんど信者さん、と言えます。
メンバーがメロディー担当者ばかりだからでしょう。

(サイドさんとベースさんがいればなぁ・・・・バッキングがグンと変わるのに)

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ところで、
サイドやギターやベースでバッキングする時の気持ちはどんなものでしょうか。
ちょうど忘年会の余興に「Yesterday」をデュエットしようと友人から誘いがきました。
友人は私にギターを弾いて一緒に歌って欲しいと言います。
ギターなんて、何年振りでしょう。何度もギブアップをしました。性懲りもなくまた・・・?
◆ギブアップの理由:何度やっても、指の押さえが難しく、きれいな音がでないのです。
(これまでお世話になったギター:もっぱらリサイクル屋さんのジャンクギター)
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バンド練習で忘年会のことを話すと、次の練習で早速ギターのパートを回してくださいました。
超えられなかった障害は、あきらめない気持ちと練習で超えられる・・・と。
家に帰り、練習の録音を何度も聞きました。
このときお借りしたレス・ポールの音は、きっと忘れられないでしょう。

あるギターのことを思い出しました。
家族が昔弾いたらしい古いモーリスのウェスタン(フォーク?)ギターを押入れから引っ張り出したのです。 所有者いわく「へ~なぜこんなものがあったのかな」。(モーリス、いただきまぁーす)

レモンオイルで磨きました。
くすんでいたボディは輝きを取り戻しました。でもボディの内部にはホコリがたまっています。
錆びた絃を交換する時に、掃除機の蛇腹ノズルを入れて丁寧に掃除しよう・・・

リビングテーブルの隣の席の椅子にギターを置きました。ここがギターの居場所です。

2009年10月24日土曜日

クリスマスコンサートに向けて:混迷の船出

KBヘルプを頼まれている、12月のクリスマスコンサートの練習が始まりました。
蓋を開けると、(冗談だと思っていましたが)
6時間ぶっ続けの練習、だそうです。(のっけから、心はイナバウアー、のち転倒・・・)

普段定期練習をしないバンドさんです。
でも数年間の施設慰問の実績の中でレパートリーを作ってこられたようです。
年に2-3回の施設慰問をされているようです。
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◆楽器編成:バイブ、サックス、ベース(遠方在住、参加不詳)、男性ボーカル(コンガ/スネア)、女性ボーカル
◆レパートリー:普段練習していないので、約束事や自分のパートをゼロから復習です。
◆オブリガード:適当なので、みんなで入れてかちあったり、誰もいれなかったり
◆リズム:楽譜を読むのに懸命で、ほかの人の音を聞く余裕はまだありません。(ズレまくりです)
◆ボーカル:女性ボーカルさんは、カラオケ仕様のバッキングをバンドに要求しています。(・・・)
◆バンマス:休憩にバナナ(昔叩き売りのおじさんが売っていたような大きな房!)を2本くれました。音楽的な指摘は今のところゼロ。バンマスさんのバイブも練習不足で、リズムに乗れていません。またバイブの入れ過ぎで、曲が変わっても、みんな同じような曲に聞こえます。
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楽器編成でみると、メロディー楽器中心のバンドさんです。
そこで、コードとリズムはKBの仕事になります。

バンマスさんからのKBへの要望:
◆リズム:バンマスさんの欲しいリズムを、KBで出すこと。タセットの多用(リズムを途中止めたり、再開したり)操作。
◆コード:コードは良く聞こえるように、大きく出す。女性ボーカルさんはコードを聞いて音取りをしていて、こちらがコードを間違えると音が狂うそうです。

バンマスさんのリズム選択:
全部で3種類です。4拍子はルンバまたはスロースイング、3拍子はすべてウィンナーワルツ。

困ったことに、いざ演奏してみると、このどれにもあわない、みんなが演奏しにくい曲がいくつかあります。
また3拍子はどう見てもワルツでは合わない、シャッフル向きの曲もあります。
また「ハイハットの音だけとめて欲しい」という、KBにはムリな注文も飛び出しました。
(ドラムリズムの編集となると、ドラムマシーンが必要です。)
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本番では、30曲以上を2時間休憩なしで演奏するそうです。
私の経験では、とても集中力がもちません。
かつてわがバンドでは、ダンスホールのステージでは30曲を3部に分けて演奏していました。

自分の辞書にないバンドさんと付き合うことになったのです。

うーむ、これは作戦が必要です。省エネです。
早く楽譜から離れて演奏できるように、まずは練習です。
そこから早く引き算をして、必要最低限のコード運指にしましょう。
不得手の転回形の訓練になりそうです。

2009年10月16日金曜日

音域と声:伊藤咲子さん:「ひまわり娘」

久しぶりにバンド練習がありました。
前回、一般に懐メロジャンルにリストアップの伊藤咲子さんの「乙女のワルツ」の楽譜を頂き、練習しましたが、今回引き続き彼女のデビュー曲「ひまわり娘」の楽譜を頂きました。

伊藤咲子さんの歌をYoutubeなどで聞くと、一昔前の上手な女性歌手の歌い方、とでも言いましょうか、その時代とその世代の特徴のようなものを感じます。今の歌手がメリスマを効かせたり、声にエフェクターをかけたりするのとは異なり、生の声での表現は、そのストレートな歌詞とあいまって、妙に素直で純粋な響きに感じます。

この日の練習は「ひまわり娘」をインスト、リズム練習、ボーカル練習といくつかのアプローチでやりました。
家に帰って練習録音を聞きました。
いつも発声を気にしながら、思うような声にならないのを、アカペラ練習では指摘され続けています。
いったいどうすれば、あ、これだわ、という声に出会えるのでしょうか・・・

歌った音域の幅が結構広いことに気づきました。アカペラ練習では滅多に歌わないC5。そして、アカペラのアルトの音域でも低いF3-G3。
「ひまわり娘」の伊藤咲子さんは低音域も高音域も余り声の質が変わっていません。
その後のヒット曲「乙女のワルツ」では、より軽やかなしっとりとした声になっていますが、このデビュー曲では、はじけるような胸声でパワフルに歌っています。
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◆滅多に出さない高音域:
練習録音を聞くと、自分の声は頭声と胸声を使い分けていました。
音の変わり目のC4~E4あたりでは、声が裏返らないように、意識的に発声し分けています。
C5あたりでは、全く声の質が普段のアルトの声質と変わってしまいます。

高音域の歌を歌い続けるとどうなるのでしょうか・・・?
今のところ、なんとか出るのはE5までです。その上はかすれてきます。
もっと高音域を出し続けたら、声はまるきり変わってしまうのでしょうか・・・?

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近いうちにパートのシフトが実験的に変わります。メインのソプラノさんはアルトの低音域も楽に出せる声量抜群のベテラン。彼女がアルトにシフトし、ソプラノなのにアルトをやって苦労していた仲間がソプラノに移動です。おなかの支えが十分にないと貧弱さがすぐ露呈してしまうアルトです。次のシフト実験を、みんな興味深深で見守っています。

2009年10月15日木曜日

別れの朝

クリスマス・コンサートに向けての練習は予想以上に時間をとることになりそうです。
10~12月の土曜日の午後、6時間も場所をとるそうです。(まさか目いっぱいはやらないでしょうが)

このバンドさんから頂いた楽譜の中に、「別れの朝」がありました。
なつかしい曲です。今から4年前、まだ8人編成バンドの時代に何度も練習して、お蔵入りになった曲です。
当時の練習録音が見つかれば、お蔵入りになった理由がはっきりしますが、今は思い出せません。

今は、ただただ、懐かしくて自由にKBで弾き語りをしています。

クリスマスコンサートでは、女性ボーカルが入ります。途中タセットがあり、KB付属のリズムボックスのドラム音をペダル操作でとめたり、開始したりします。

こういうペダル操作は、これまでに使ったことがありません。
だいたい、プリセットリズムを使うこと自体、考えられませんでした。体にはリズムを打つ器官がありますから、身体リズム感を鍛えて、バンドの仲間と「タイム感」を共有することでグルーブ するのです。
そう教わってきたし、信じてきました。リズム練習がやはり基本です。

でも、今度のバンドさんは、第一にこの器械のリズムが欲しいようです。

そこで、初めて使うことになりました。
もっとペダルの感触が足に伝わってくれば、正確に操作できそうです。でも当日は「裸足」や「靴下」になるわけに行きませんからねぇ・・・。これも慣れる必要があるでしょう。

2009年10月4日日曜日

レス・ポール、94歳で逝く

エレキギターのレスポールギターの発明で知られるレス・ポールがこの8月に亡くなりました。

今まで彼のことは詳しく知りませんでしたが、VOAで彼の特集記事を組んでいました。
ジャズとカントリーのギタリストというミュージシャンの側面に興味をそそられました。

なんといってもレスポールギターで知られています。
現在のようなソリッドボディのエレキギターを最初に作った人たちの一人だそうです。
8トラックの録音機器を創り、音響効果を使った録音方法を編み出した功績も。
今私たちが聞いているサウンドは彼に負うところが大きいわけです。

才能は幼いころから発揮されていました。
9歳までにラジオを組み立て、また音感が良くて、楽譜は読めなくても、聞いた音楽をギターやバンジョーで弾くことができたそうです。
社会に出てから、カントリーバンドやジャズバンドでギターなどを弾き、さまざまな人と共演、その中にはビング・クロスビーも。

1941年に彼はソリッド・ボディのエレキギターを製作。
アコギですと、絃も共鳴胴も振動します。彼は絃だけが振動するギターが欲しかったのだそうです。おかげで、アコギよりも絃の振動が長く続き、反響やノイズの問題も減ったギターが出来上がりました。
おもしろいのは、胴の材料に古くなった枕木を再利用したことです。

レス・ポールだけでなく、レオ・フェンダーも別バージョンのエレキギター、「フェンダー・テレキャスター」を1948年に製作しています。

ギブソン・ギター社がレス・ポールを採用。特別仕様の「レス・ポール」ギターを生産。1952年バージョンは今でも売れており、使っているミュージシャンには、エリック・クラプトン、レッド・ツェペリンのジミー・ペイジなどがいます。

奥さんのメアリー・フォードとのデュオ演奏でも活躍。
1948年の自動車事故で右手を砕き、腕が曲がらなくなってからも、腕をギターに固定して演奏を続けてきました。ラジオやテレビでショー番組を持ち、その合間に録音技術の改良に専念。8トラックミキサーを創り、マルチトラック録音時代が始まることになりました。

70年代80年代も活躍は衰えず、チェット・アトキンスとグラミー賞受賞レコードを出したり、ニューヨークのジャズクラブで演奏を続け、亡くなる数ヶ月前まで現役でした。
彼の最後のアルバムリリースは2005年で、90歳記念。このアルバムもグラミー賞2部門受賞。
すごい人です。

2009年9月25日金曜日

カントリー音楽って?

アマゾンで注文していたカントリー・ピアノの教則本が届きました。3週間後発送のはずが、4日目で発送、なんと早いこと。 

物は:
Country Piano, Hal Leonard Keyboard Style Series, by Mark Harrison, 2004

箱を開ける前からドキドキワクワクでした。CD付で1500円前後とは、安いです。日本のこの手の楽譜はみんな2000円~3000円しますから。
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内容は実にコンパクトにカントリー音楽の全容をダイジェストして、必要なKBテクと理論と練習曲を並べた、コストパフォーマンスの高い本、と言えそう…。

日本のレコード店などではカントリー・アンド・ウェスタンというジャンルでくくってるのを見かけますが、実際のカントリー音楽は、発祥から約1世紀の間進化し続けているようです。

この本の第一章の内容を少しかじってみると、カントリー音楽が少々分かってきたような気がします。

◆カントリー音楽の発祥と特徴:
1920年代に成立したアメリカ音楽のスタイルのひとつ。今まで進化し続けてきたが、どの時代にも共通する普遍的特徴があり、それは:

・歌詞: 家庭や家族、人間関係、労働者、困難な問題、飲酒など身近な主題をとりあげた実録、写実的な内容。

・歌い方: 飾り気のない素朴な歌い方で、感情をこめ、時には(特に伝統的スタイルでは)物語を語るように歌う。

・楽器: フィドル(バイオリン)、スチールギター、マンドリンは特徴的なサウンド。基本的コード進行(例:I-IV-V)で、シンプルな歌の形をとる。

・カントリー音楽の進化の特徴: 自然周期がある。別ジャンルからの要素を取り入れたり(人口動態の変化によるものや、聴衆層が広がるなどが契機)、伝統的ルーツに戻るなどを繰り返す。進化途中で、ゴスペルやブルース、ポップやロックと混ざり、カントリーロックなどハイブリッドなスタイルが生まれる。
ジャズの発展と似て、伝統的カントリー音楽が消え去ることはなく、それと平行して、より現代風のハイブリッドなスタイルを保持している。
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★昔のカントリー:
カントリー音楽のルーツをたどると、それは「昔の音楽」「フィドルの音楽」というもので、アパラチア山脈地方が発祥地。1800年代後半に発達し、フィドルとバンジョーの伴奏で歌われたそうです。
1920年代半ば、フォークやミンストレル、ボードビル、ゴスペルなどの影響が交じり合い、正式にカントリー音楽といわれるようになったとか。最初の録音は、ジミー・ロジャース、カーターファミリーが、ビクターレコードのレーベルで行ったといいます。
1920年代半ば、テネシー州ナッシュビルにグランド・オープリーが造られ、最初のカントリー音楽の演奏舞台となりました。20世紀を通して、トップクラスのカントリー歌手がこのオープリーで演奏を行うのが常だったそうです。

カントリー音楽にピアノを使うことは発祥当初からあまり考えられていなかったようです。しかし初期の録音にはピアノの参加もあったそうで、ジミー・ロジャースのセッションのいくつかには、リリアン・アームストロングのピアノが入っているのが分かるそうです。

カントリー音楽の中でもバンジョーのスリーフィンガー奏法によるアップテンポな演奏が特徴のブルーグラスでは、ピアノは入ってこないけれども、このバンジョーとマンドリンのパターンをピアノにとり入れると、これがまた実に実に、
カントリー・ピアノらしくなるのだそうです。
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とにかく弾いてみましょう。明日から。

2009年9月24日木曜日

編曲?このドシロートが?(田んぼの中のバンド練習)

遠いなぁ~。車で予想外の時間がかかりました。

駐車場には女性ボーカルさんの軽自動車がとまっていて、中に大型犬が
おとなしくしていました。

その公民館はバリアフリーで、台車を転がすのに非常に楽でした。
25分の遅刻。集会室からはサックスやスネアの音がドコドコ聞こえてきます。
音楽室以外でバンド練習ができるなんて、(バンドにとって)夢のような公民館です。

3人の方とは、初めての顔合わせでした。
若いベースマン。中年のサックスマン(ソプラノ、アルト、テナー)。
男性ボーカル(スネア、コンガ担当。KBのリズム使用のときは、もっぱらブラシ使用)
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来てみると、さらに数曲加わって30曲以上です。
曲ごとに少しのアレンジ(イントロ、エンディングの担当楽器やrubatoのしかた)を加えました。
演奏してみて、こんなもんかな~、で次の曲に。
(どの曲も似たり寄ったりに聞こえますが、初回なのでこんなもんかなぁ~、です)
カシオのキーボード(重い)のリズムは、うちのバンドでは不評なのですが、こちらの
バンドさんでは重宝がられています。(ホワイ?ホワット・ディフェレンス?)
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困ったことがおきました。メドレーです。バンマスさんはメドレーでやって欲しいと。
ぬわに?(アレンジはバンマスの仕事だと思っていました。)
日本の代表的な曲4曲のメドレーをどうつなげたらよいのでしょう。
月の砂漠と里の秋が4/4拍子、赤とんぼとふるさとが3/4拍子です。
おまけにキーもそれぞれ違います。

ヤマハだったか全音楽譜だったか・・・たしか音楽講座シリーズの教科書が出ていたはず。
その中に「編曲」編があったような記憶が。
いざ、楽器店へ。(え?やる気でいるの?自分が分っていない・・・)

2009年9月22日火曜日

楽譜がきました:クリスマス・コンサート依頼

クリスマス・コンサートのお手伝いの依頼を下さったバンド。
そのバンマスさんが、先日楽譜をくれました。
やっぱり懐メロです。数年前のうちのバンドでやったことのある、まさに懐メロです。

約30曲の内訳は、懐メロ、童謡、唱歌など。
施設からの依頼曲多数とのこと。

バンマスとの打ち合わせ:
◆パート:女性ボーカル、サックス(男性ボーカル兼任)、バイブ、ベース、キーボード(計5名)
◆全曲ボーカル入り(え?インストなしですか・・・。イビキも聞こえてくるかも・・)
◆間奏・オブリガード:サックス、バイブ(ビブラフォン=バンマス担当)、キーボードで分け合う。
◆キーボードの役割:KB付属のリズムとテンポ管理、コード弾き、オカズ入れ、間奏入れ。

彼のKBへの第一要求はリズムボックス使用です。
ダンスのバッキングでもないのに。器械について行くのって、大変。そう信じてきたので、意外です。しかもボーカルさんに合わせるべきなのに???イントロはともかく、エンディングも
器械に頼ると、ワンパターン必須です。果たしてうまくいくのでしょうか・・・
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楽譜は歌本からのコピーのリードシートです。全曲ボーカル入りで、30曲通すとなると、とても単調になりそうな感じです。
しかも、休憩なしで、1時間半前後、ぶっ続けで演奏するそうです。
MCなしで、だいじょうぶでしょうか・・・?(不安でいっぱい)

まだ見ぬメンバーのみなさんとの顔合わせは明日。
午後夕方まで、6時間ぶっ続けの練習だそうです。

ぶっ続けの好きなバンドさんなのかも。
楽しくできたらいいな。(祈)
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練習量・練習日を最初に知らされていたら、断っていたかも知れません・・・・
イベントがあるときだけ、集まってそれに向けて練習するバンドさんに見えます。
どこまでお手伝いが可能でしょうか、初めてなので、これもきっと勉強になると思います。

2009年9月10日木曜日

練習作戦:クリスマスコンサート

知り合いのジャズバンドさんからメールがきました。
以前、女性ジャズボーカルさんの練習を、KB伴奏でお手伝いした、あのバンドさんです。

KBバッキングで、バンドを手伝って欲しい、とのことです。

9月はわがバンドの練習が休みなので、軽い気持ちでOKしました。

メールをやり取りするうちに、話は9月だけではないことが分かりました。
12月23日に施設のクリスマスコンサートに招かれ、そこで30曲以上演奏。
練習は9月から毎週末午後に、6時間ずつ。

びっくりしましたが、何とか、やってみることにしました。
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◆30曲:”日本のなつかしいムード歌謡曲”だそうです。

こちら、KBノービスですから、準備が命。鍛えてもらえるのを期待しています。
準備が命ですから、作戦を立てることにしました。
この際、鍵盤を見ずに、コード弾きができるようになることを目標に。

このバンドさんは
1.既成の楽譜のリードシートをそのまま演奏しています。
2.楽器編成:今までは、バイブ、サックス、ベースギター、コンガ、KB、ボーカル。
3.バンマスさん(バイブ担当)の情報:
メンバーはセッションやアドリブ、オカズが苦手で、楽譜通りに弾く人が多い。

予想と対策:

オカズは多分バイブ中心。間奏はサックス中心。
そこで、KBバッキングは、ベタ弾き中心になるでしょう。ベタ弾きだけなら何とかいけそう・・・
ボーカルさんのキーはF。そこでFとその周辺のキーへの移調バージョンを
練習しておきましょう。
「歌本」にある懐メロ曲のコード進行を各キーで練習することにしました。

とはいえ、蓋をあけてみないと、何事もわかりません。
一回目の練習日は9月23日です。
考えるだけで、ドキドキ・・・(ワクワクになるといいな・・・)

2009年9月9日水曜日

音作りの戦略:ハワイアン、カントリー、フラダンス

先週末、地元の農業振興センターの野外ステージでコンサートがありました。

昨年から始まったイベントです。音響係りのお手伝いをしました。
バンドさんはせいぜい3~6人編成ですが、フラチームは1チームが何十人という大所帯。
入れ替わり立ち代り、ハワイアン音楽にあわせてフラダンスです。
曲ごとに衣装を変えて出てきますから、とびきり華やかです。

観客より参加者の数が上回っていたかもしれませんね。
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バンドさんの音バランスをとるのは、なかなか難しいようです。
みなさん、アマチュアとはいえ、それぞれに高度な技術や表現力を持った方々です。
でも、楽器同士の音量バランスが悪いと少々耳障りな音楽に聞こえてくる時があります。

◆私の大好きなカントリー音楽のバンドさんは、3人編成。
サイドギターさんがボーカルをとり、バンジョーの名手はコーラスで盛り立て、ベースさんが
アクセントをつけます。
生音はぞくっとくるぐらい、魅力的なアメリカンテイストを伝えています。

しかし、なぜかこのバンドさんの回になって、ハウリングが起きました。
マイクのマスター音量をさげて対処しました。これは痛い・・・
(この日使用の野外用の簡易拡声システムにはグライコはなく、ハウリングキャンセラー1台のみ)
バンドさんの演奏の魅力を、広場のみなさんにどれだけ伝えられたでしょうか・・・?

◆そんな中、レイスターズというバンドさんは、驚くほどバランスのよい音を出していました。
4人編成。女性ボーカルさんがベースを弾きながら歌います。バンマスはスチール。
バッキングは2人のサイドギターさんが、同じカッティングでクリアなリズムを刻みます。
シンプルなバッキングです。
こういう野外では、シンプルなほど聞きやすいのではないでしょうか。
何曲か聴くにつけ、感心しました。

スタジオやホールとは違う音環境を考慮した、心憎い戦略を選んでいるバンドさんかも・・・
そう思えてきたのです。
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この日のバンドさんたちとは、次回11月にコンサートホールでまたお会いします。
音の環境は室内に移ります。

バンドさんたちの音作りの努力を発見するのが、楽しみです。

2009年9月1日火曜日

夏休みの終わりの台風一過、豚インフルエンザ

昨日は台風11号のせいでしょうか、いつもお留守の家々に電話がつながりました。
「おいでよ」と言ってくれますが、この強い雨足。
予定をキャンセルして、インコさんたちをたっぷり遊ばせてやりました。
はや9月。夏休みも終わりです。来週からお仕事。今のうちにゆっくりすごそう・・・

週明けは、水曜日の音楽デーが待ち遠しくてそわそわしてきます。
練習にも身が入りますが、仕事の準備が待っていて、そちらもそわそわ。

アカペラの先生からメールが来ました。
なんと!!!
先生がインフルエンザに!!! 豚のマークが入っています・・・
そのため、今週の練習は自主錬。
よーし、暗譜するぞ~♪
まずは、I Got Rhythm から。

おや、なぜ張り切ってるのだろう?
今熱出してる先生を、あとで喜ばせたいからです。

2009年8月28日金曜日

二度あることは三度ある?

バンド練習は練習場所の都合で再来月までお休みになりました。

長い休みなので、先週は練習後に、サイドさんはマンドリン、私はバンジョーをお借りしました。この機会に、家で色々な楽器練習を試すチャンスでもあります。

借りてきたバンジョー。3kg弱。非常~に重いです。しかもロングネック。普通のバンジョーよりも、3フレット長い・・・そうだ・・・・5年前だったなぁ~、前回借りたときに、重すぎてギブアップしたんだっけ・・・
ばかばかばかぁ~

3度目のおバカはいつでしょうか・・・

本当のアイドル、伊藤咲子さん

先週の練習では、先生が、伊藤咲子さんこそ真のアイドル、と彼女の曲「乙女のワルツ」をオファーしてくださいました。歌詞は阿久悠さん、曲は三木たかしさんです(1975年)。
覚せい剤所持容疑で逮捕されたアイドル歌手の話題が発覚後半月以上経た今も茶の間のニュースになっていますが、地に落ちるアイドル続出の昨今、
「真のアイドル」って、なんとも新鮮な響きです。
この曲のインパクトは、しばらく続きそう・・・。

あまりに素直なメロディーと歌詞。昔の学生歌集のトップを飾りそうな青春歌です。
素通りしてしまいそうな、あるいは、つい別の音とりで歌ってしまうようなフレーズ。バイオリンの間奏が合いそうな曲です。大正ロマンの香りのする曲です。

練習では、まず仲間の伴奏で歌を歌ってから、自分で伴奏をつけて歌い、インストで演奏しました。
さりげないですが、こういう多面的な練習ができるのはすごい事みたいな気がしてます。(独悦!)
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2009年8月25日火曜日

のろわれた曲「ワン」:メゾソプラノの反乱

「ワン(One)」は、有名なミュージカルChorus Lineのメイン曲です。

そして、今まで何度も取り上げてはお蔵入りを繰り返してきた、私たちのアカペラアンサンブルにとっては鬼門の曲です。
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先週の練習では、2時間めいっぱいこれをやりました。

リズム練習がメインでした。音程を入れ、早口で発音するとたちまちリズムが崩れます。先生は根気よく、色々な角度から練習方法をオファーして下さいます。
曲が速いので音程がずれ易く、ソプラノさんに檄がとびます。低音は高音に比べて聞き取りにくいので、アルトには太い大きく響く声を求められます。

複雑な旋律やリズムを要求されるメゾさんはさらに大変。

何度もくりかえしを求められて、いらだち始めたメゾさんたちから、ついに・・・


「和音はな~に?」「FメロとGメロがアウトよ!」
「自分が何の音を出してるのか、わからな~い」
「調性がなんだかつかめないわ、ここ歌いにく~い!」と。

思わぬクレームに、声楽家の先生はとまどいをかくしません。

私にはクレームがなんのことかさっぱり分かりませんでした。
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自分はいままで、自分のパートしか楽譜を読んできませんでした。自分のパートを覚えるだけで手一杯・・・そう思ってきました。これは間違いでした。
(バンド練習も同じでした。それでは曲を理解できませんよね。)

そこでメゾさんのパートを読んでみました。
他のパートの楽譜を読んで歌うのは初めてです。

曲はE♭で始まり、E メロ部分からB♭に転調。メゾさんは3連符続きのリズミカルなオカズを歌います。各パートがメロディーを交代でとりながら、Iメロで再びE♭に転調。メゾさんは3連符の早口で難しい英語の発音フレーズをぴったりそろえて歌わねばなりません。
J~Kメロがもっとハードです。早口で半音進行。この半音が曲者かもしれません。半音続きは微妙にピッチが狂いやすいです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

メゾさんが難しいと言っているところは、コード的には、シックスス、セブンス、メジャーセブンス、などテンションノートを歌っているところで、他のパートがトライアードを歌っているときに、ハーモニーの主役でない?音、あるいはスパイシーな音を、近接した半音ラインで歌っているのです。

他のパートとハモろうとすると、つられてしまうでしょう。
メゾさんはやっぱりむずかしい・・・

この曲が気持ちよく歌えるようになったら、お蔵入りした曲の大半は
「蔵出し」になること間違いない・・・でしょう。
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◆この日の先生語録: 
「皆さんは、G5でもう苦しそうですが、C6♯でも楽に出せるようにならないと、いけませんよー」
(先生、それってアルトにはおっしゃってませんよね、ね!)

2009年8月13日木曜日

わかりやすいDTM用ドラム譜

DTM系のHPで、のりのよいドラムのリフを見つけました。
メトロノームに合わせて、連続して叩き続けるのはなかなか難しいです。何度も途中でつかえてしまいます。どこか頭で数えながら叩いているせいでしょう。
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◆ついに練習用4点セットがそろいました。hi-hat(音、わろ~し。ジャンクで1500円。新しいペアが欲しい…), crash ride(バンドから借りたジルジャン), snare(ピカピカに磨き上げました。ジャンクで1000円、には見えません:音もナイスでゴキゲン!), bass drum(相変わらずテーブルの脚。でもバスドラミュート用のゴム円盤を取り付けました。音硬し。リアリティ後退。)
キックペダルのバネを調整したら、とても足になじんできました。

◆Routine:毎日の基本練習は、4分音符=80の速さ、4/4で、4分音符→8分音符→3連符→16分音符→5連符→6連符(8分音符の3連符)を10分。

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インターネットで閲覧できるレッスンムービーは、ドラムレッスンだけでも数え切れないほど検索でヒットします。
「百聞は一見にしかず」と言いますが、ビデオと違って、再生速度を変えられないので、細かい所では、なかなか正確な拍や動きをつかむのは難しいものもあります。

ドラム譜を探しているうちに、DTMサイトに当たりました。なるほど、一小節ずつ入力するわけですから、非常に分かりやすい。フレーズをコピペ・・・ですか。そのフレーズを集めて練習すれば、引き出しが増えることでしょう。

などと簡単に考えて、ふふふ、とホクソ笑んだのですが、それは甘かった…。

ひとつのリフをもう二日練習していますが、つっかえずに叩けないのです。

読んで、聞いて、見て覚えた、と思ったことは、所詮頭で理解したこと…なのですねぇ。
これはもう、体が理解するまで(するの?)、練習!練習!練習ぅう~(きっと途中でリタイア)、しかないでしょう(もっと楽な道は…)。

2009年8月11日火曜日

初体験、震度6 &小鳥の歌

突然鳥たちが騒ぎ、グラグラと部屋ごと体が強く揺さぶられ、目がさめました。
今朝5時7分。 駿河湾沖地震です。
大勢集まっての法事で帰省、行事が終わり、開放感から、みんなぐっすり寝込んでいる時でした。

強いアタック、早い減衰、短い揺れでしたが、ペットのインコたちは激しく大騒ぎ。いち早く感じとっているらしく、その後も毎回余震の来る前に騒ぎだしました。震度6弱。こんな強さ、初体験です。

◆みれば臆病なヨウムは鼻の周囲にたくさんの打撲傷。
かわいそうに。パニクって籠のあちこちでぶつけたのでしょう。

ヨウムは、世間では物真似の天才と言われていますが、このヨウムの18番は、狂った音程で歌う、「あっ、あぁっ、あぁ~~~」。
(おそらく)向こう三軒両隣の犬猫たちの顰蹙を買っている鳥です。(人間さまにも誤解されてるだろうな~)
飼い主は、発声練習を真似られるたびに、顔から火が・・・。

◆チビの小桜は、ストレスがかかると体をめちゃ動かすタイプ。籠を壊さんばかりに大暴れ、空にした水容器をくわえて振り回しています。

小桜は、ふつうは注意喚起のために鋭い高音で鳴きますが、泣き声はまったく音楽的ではありません。言葉を真似しますが、大変聞き取りにくいです。
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ニュースで被害の様子が刻々と報道され、刻々と気持ちがあせってきました。

点検のため東名高速全線閉鎖中ですって。おーまいご~!

これからの数日は帰省のユーターンラッシュです。渋滞地獄が待っている…
即刻決定。すぐさま、ペットと家族をまとめて帰途につきました。(前日にお墓参りすんでてよかった!)

大変な幹線道路渋滞の中、ナビと地図をたよりに、側道、抜け道を駆使。高速道路の不通区間を一般道で走りぬけ、沼津で高速に乗りました。ほっ。

帰りの車中は賑やかなジャングル音楽 by ゴキゲンのものまね鳥たち
お前たち、ここはアフリカか?(本人たちは知らないが、ヨウムも小桜インコもアフリカ原産)

幸い事故もなく帰宅。
つかれたー・・・耳が。

2009年8月8日土曜日

生オケで歌うのはむずかし~!

無事に納涼会の余興がすみました。
バンド練習曲の披露…

◆409(ハモってたかどうか、あ・や・し・いぃ~)
◆Sloop John B.(まぁまぁかな)
◆Surfin' U.S.A.(Then I Kissed Herを出かける直前まで練習したのに、行ってみたら突然の曲差し替え。KBのサビ部分の指使いがすっかり錆ついて…我ながら情けないなぁ…せめて今までやったBBの曲ぐらい全部暗譜して、いつでもおいで!ってなりたいなぁ~ホンマに!!!)

…で始まり、用意したムード歌謡6曲を希望されるみなさんに歌っていただきました。

生オケにあわせて歌うのはなかなか大変なようです。
イントロと本番部分の見極めがつかなかったり、テンポがくるってきたり、ピッチが狂ってきたり。
カラオケで歌いなれている人も、プロンプトしてくれるモニターがありませんから、出だしや途中のテンポがずれてくる時があります。

出だしの合図を「はい」と入れて差し上げたり、メロディーをつけて、どこを歌っているか知らせたり、リズムボックスのスイッチを切って、歌う人のテンポにひたすらあわせたり。

短時間でしたが、色々勉強になりました。

2009年8月7日金曜日

突然のエンカ演奏

今週の音楽ざんまいデー午後の部のバンド練習は:
◆My Girl:The Temptations バージョンの練習 (先生作成の耳コピ楽譜使用)
◆エンカ演奏練習

寝耳に水でした。週末にエンカ演奏のお話。バンドのメンバーさんの会社の納涼会です。
ドエンカ、チョーにがてです。エンカ(演歌)と聞いて思わずイナバウア~。(…いや、マトリックスしてたかも…)

頂いた曲目を見ると…

◆星降る街角
◆赤いハンカチ
◆新宿育ち
◆東京ナイトクラブ
◆北空港
◆銀座の恋の物語

な~んだ。エンカというよりは、ムード歌謡曲ではないですか。

古いな~…。(でもザ・バンドのメンバーだったリーボン・ヘルムさんが言ってました、「音楽は死なない」って。そう。ビーチボーイズどっぷりの今からみると、この曲目は別世界。)
…どの歌詞も白黒日本映画の世界(cf:CATV日本映画専門チャンネル)。

***エンカって?***
エンカといえば、着物着て、こぶしの利いた節回しで歌います。題材には“海・酒・涙・女・雨・北国・雪・別れ”(こういう特徴が明瞭な演歌をドエンカと呼ぶそう…)。時に人の内臓をつかむような歌エネルギーをぶつけてくる・・・

いっぽう、こちらのムード歌謡曲たちには、軽快でポップなリズムがあうし、男と女の恋の駆け引きにピッタリの洋風セッティングと雰囲気があります。(演歌って歌謡曲の一ジャンルだそうです。境界線は結構曖昧だとか)
そして古風な男らしさと女らしさを男女ともに共有できた時代への郷愁を誘う歌たちです。

え~と、なんでエンカがチョーにがてだったんだっけ?
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ステージ用衣装:
黒シャツ、白パンツ、白靴着用
(アカペラコンサート用の衣装箱点検っ)

2009年8月6日木曜日

曲の運命はアルトの手に?

昨日は音楽三昧デー。大好きなコーラス。昼の部も夜の部も、覚えることがいっぱい。ふぅ~っ…

午前の部:アカペラ練習
いつも、ブンブンとか、う~とか、ダバダバとか、ふ~とかが多いアルト。
メロディーラインを数小節頂けただけで、感涙にむせぶ…それがアルトでございます。

この日は、先生からアルトに激しい檄が何度も飛んできました。リズムパートであるために、曲のテンポのリード役ですし、アルトの歌う音程によって、みんなが自分の微妙なピッチの狂いを修正できる、というのです。なるほど、アルトの伸ばすルート音はそうした役割にピッタリです。つまり、責任も大きいのです。

でも、先生の指揮にあわせているはずなのに、みんなのリズムはズレまくり。
先生の視線はこちらに向きっぱなしです。「アルトさん、聞こえない、もっと声をちょうだい!!!」

ついに来ました、個人レッスン。
一番低いパートを歌っている私からです。声が不足しているから、と広い講堂の端と端に移動します。
「もっと声楽的な声をちょうだい」「常に観客に声を届ける、って意識して」痛い指摘は適確です。
大きな声を出すことは可能ですが、音程により不安定になります。音の切り替わり、移行の際の発声技術がまだまだなのです。なかなかハーモニーに溶け込む音質になりません。
もっとできるようになりたい!…強烈に思う瞬間の連続です。

この日のアカペラ練習曲:リズム命の曲ばかりです。
・Waltzing Cat
・One
・I Got A Rhythm
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自信を持って歌いたいものです。
暗譜して音程とリズムに自信をもって練習に臨む…
ただの1曲でもいい、とにかくやってみることにしよう

2009年8月5日水曜日

今日は音楽デー

待ちに待った水曜日です。音楽ザンマイの日だーい。やぁっほ~~~~っ!

仕事も夏休みに入ったので、なんだかこぉ、とってもお気楽。
昨日は朝から練習もせず、イラガの毛虫たちと戦いながら植木の剪定。いや~ぁ・・・午後は母とレストランに行ったし、なぁんて余裕。夏休み、永遠に続け~

午前は久方ぶりのアカペラ練習。ムーンライト・セレナーデは仕上がるでしょうか?
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夕方のバンド練習前に、スケールのおさらいをしておこう。

一昨年買っておいたボーカル・インプロビゼーションの教科書(高かった!)を
久しぶりに開くと、これまで理解がぼやけていたスケールの話が、非常にクリアに分かりやすく書いてありました。
スケールは、自分なりの覚え方をしていましたが、理解の仕方はいくつかあって、多角的に見てみてはじめてスケールの意味が見えてきた感じがしました。

キックペダルのせいで右足が貧乏性に(貧乏ゆすり)・・・。

2009年8月3日月曜日

謎のゴム製円盤

2日前、リサイクル屋さんをのぞいたら、ジャンク売り場に、えらく使い込んだらしいドラムセットが出ていました。
付属品でしょうか、黒いゴム製円盤の束が混じっていました。すべてバラ売り値段がついていました。

一体なんでしょう、これは?店員さんにも分かりませんでした。
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どの楽器もスタンドも、金属部分に錆がきていて、みすぼらしい楽器たちです。でも。手にとって、叩いてみると、スネアはなかなかいい音です。1000円。
打面の汚れは少なく、ガムテープをはがした後があります。

ゴムはミュート用に使えそうです。スネアと各500円のシンバルスタンド、スネアスタンド、それに謎のゴム円盤各100円を計2枚(スネアの大きさの円盤と、ハイハットの大きさの三角ゴム)買いました。しめて2500円プラス税。
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インターネットでゴムの正体を発見。やっぱりミュート用です。

やっぱり~・・・楽器がそろってなくてもこれを叩いて練習できそうです。
翌日、残りのゴム円盤も買ってきました。トム用3枚、キックドラム用1枚、シンバル用1枚。計500円プラス税。
見ると、新たにクラッシュとライドのシンバルが出ていました。PearlのWildシリーズです。一枚500円。どうしようかなぁ・・・
結構ひんまがっていますが、お買い得です。
でもバンドには遊んでいるジルジャンのシンバルが2枚あったはず。
借りてきて、どんな音か聞いてみたい気持ちがします。
決めました。
ここはWildシリーズには手を出さずに、ジルジャンにしよう!
次回のバンド練習が楽しみです。

2009年7月30日木曜日

リズムはモータウン

昨夜のバンド練習は格別おもしろかったです。

◆モータウン・リズム
◆フキの歌(吉田拓郎さん)
◆サーファー・ムーン
◆楽譜なしで演奏・歌える曲
◆「五番街のマリー」
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◆モータウン風リズム
スモーキー・ロビンソンの"My Girl"。リズムを、ギターのリフとベースのコンビで練習しました。リズムに乗ると、快適です。こういうベースリズムは初体験。休符も大事な音符だと体で感じることができます。( ピアノ伴奏とボーカルはバンマス先生でした。)
ついでに、ドラムのフレーズも教わりました。キックの16分音符連打は、ビーターがシングルではきつ~い!ダブルでないと出来ないんじゃ・・・しかし、先生によると、それは違う!んだそうです。
家に帰ってからネットで調べました。踵とつま先の方とを使うようです。見よう見真似じゃが・・・やってみるか・・・
食卓テーブルの足にビーターを当てて、連打のペダル練習です。

◆フキの歌
Youtubeで何度も聞きましたが、不思議な歌です。歌詞ばかりが入ってきて、メロディーは印象が薄いのです。「語り」歌なのでしょう。バッキングに耳を凝らしました。ギターのリフと間奏はよく聞こえました。kbははてな?
「シンバルやハイハットだと思って」と言われたらストンと腑に落ちました。録音を聞くと今までで一番ましな演奏に思えました。 

◆サーファームーン
楽譜はCとG。途中で半音転調します。
どちらのキーも歌うにはきつい音域です。ブライアンのような美しいファルセットはとても出ません。さらに言えば、この高音域はわがアカペラ仲間のソプラノさんの音域。アルトを歌う者にはきついこときついこと。
この曲もすでに数十回歌っていますが、まだまだ美しいハーモニーに程遠い・・・。ボーカル二人、共に無理な音域であることを認めました。
今後は、キーを変えて再挑戦することに。

◆楽譜なしで演奏・歌える歌
いかに楽譜に頼ってきたかが露呈してしまいました。積極的に暗譜したことがないことにも気づきました。
何百回と歌い演奏してきたSloop John Bさえも、歌詞の一部がちょい切れしました。練習のエンディング・テーマにしてこのありさま。
曲へのリスペクトを欠いていますね。非常に反省しました。

◆「五番街のマリー」
かつて8人編成のときに、ステージ発表用に練習した曲ですが、当時練習のときに、なんども歌い方がリズムをはずしている、と指摘された、難しい歌です。高橋まり子さんのバラード調歌い上げバージョンに影響され、シャドーイングしていたせいでしょうか、なかなかその指摘が理解できませんでした。
今にして思えば。
わがアマチュアバンドは、歌い手のテンポ・ルバートにつられて、リズム、テンポともにしばしば狂ってしまったわけです。
ダンスバッキングの曲であればなおさら、リズムキープは命。
そのためプログラム・メニューからはずされた1曲でした。
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中身の濃い練習でした。感謝!

2009年7月27日月曜日

トム・ドゥーリー


Tom Dooley の歌曲がVOAで流れていました。

なんともなつかしい曲です。
粘りに粘ってついにレコードプレーヤーを買ってもらった小学生の兄が、初めて手に入れたレコードを擦り切れるほど聞いていた、その中の1曲。キングストン・トリオの曲です。

英語もわからないのに、前せりふから歌詞まですっかり覚えて実にそれらしく歌っていました。今から思えば、英語の学習法のひとつであるシャドーイングをして覚えたのでしょう。歌詞の意味などまったく知らずに・・・。
中学生になったころには辞書を調べたらしくて、「トムは女性を刺しちゃったみたいだな」と教えてくれましたが、その後歌は聞かれなくなりました(部活や受験勉強もあったし・・・)。
歌詞の意味はともかく、今でもこの曲は兄のテーマソングなんだ、とひそかに思っています。

◆曲はノースカロライナ発祥のフォークソングです。時は南北戦争後のアメリカ。ノースカロライナの元南軍兵士トム・ドゥリー(Tom Dulaと綴る)が1866年にフィアンセのローラ・フォスターを刺殺したという事件で、1868年に絞首刑になった話ですが、この事件の裁判は多くの問題を残しました。トムのもう一人の愛人女性アン・メルトンの犯行だった可能性があったからです。
◆自分はローラになんの危害も加えたことはない・・・だが自分は罰を受けるに値する・・・と裁判で述べてあえて死刑になったトム・・・
◆この事件の裁判と処刑の事実が広く知られることになったのは、ニューヨークタイムズ紙や当時彼を無償弁護したのちの同州知事ゼブロン・ヴァンスらによる努力の賜物でした。
◆地元の詩人トーマス・C・ランド がトムの処刑後、トム・ドゥーリーの悲劇を歌にしました。この歌は多くのバージョンを生み、時を越えて歌われてきましたが、中でもキングストントリオのレコードリリースによる「トム・ドゥーリー」は大ヒットし、この唄にアメリカンフォークの中での不動の地位を与えました。
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歌詞の意味が分からなくても、心を打つ、いつまでも口ずさむ・・・そんな曲のひとつです。

ウッディ・ガスリー:プロテストソングの原点

今日付け(7月27日付)のVOA番組で、アメリカン・フォークの系統樹の記事がありました。一部をご紹介します。(Source: シリーズ"This Is America"より)

若手フォークシンガーソングライターのエイミー・スピースの意見によると、プロテストソングのさきがけとなったウッディ・ガスリーがその系統樹の中心にある、としています。
プロテスト・ソングは、その後、ピート・シーガー(The Weavers元メンバー)、ボブ・ディラン、ジョーン・バエズと引き継がれ、市民の思いを声にして広く届ける、という文化的・社会的役割を果たして行きました。

ガスリーの名前は知らなくても、「This Land Is Your Land」を知らないアメリカ人はいません。学校で誰もが習う曲だからです。一般には、アメリカ人の祖国への誇りと愛を歌っている曲と思われているようですが、実はプロテストソングなのです。

彼は1940年にこの曲を書きました。動機は、アービング・バーリンの書いた
流行歌「God Bless America 」に反発して、皮肉を込めて書いたものです。
1940年ごろは、まだ1930年代の大恐慌の傷跡が癒えず、巷に貧しい人たちが相変わらずあふれていた時期です。ですから、彼の歌詞の内容は、歌を追うごとに皮肉をこめたものとなっていきます。

◆この国は君のために作られた・・・というが、国のあちこち、隅々を歩いてみると・・・
◆立ち入り禁止の立て札があったが、反対側の連中に対しては禁止してないぞ・・・
◆町の隅、教会建物の陰、救済所に貧しい人がいて、不満をぼやき、疑問を投げかける・・・本当にこの国は俺たちのために作られた国なのかい・・・?と。
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なるほど。
ちなみに、エイミー・スピースのプロテストソングは、
イラク戦争の端緒となったイラク・クウェート戦争(砂漠の嵐作戦)で戦死した自分の兄への思いを歌った、「The Weight of the World」(世界の重さ)があります。

2009年7月23日木曜日

新メンバー募集の話

昨日の練習は薀蓄(うんちく)と談義が半分。練習半分。
早めに練習場に来たので、ドラムの練習をしました。先生が見え、ピアノで「ブルーシャトー」を。ドラムスのイントロを教わって、「ブルーシャトー」合奏。次回はフィルインを入れよう…

◆新メンバー募集:唐突ですが、先生から出たお話です。
応募資格は初心者で音楽好きで練習を休まない人。
3人だと、ほかの楽器を入れられないから。もう一人欲しい、とのこと。
もしKBをやってくれる人が来てくれたら、ドラムスをやりたいものです。
友達のひとりに電話しました。夜の遅い時間まで練習しますから、おうちの人たちの理解が必要です。くるかなぁ~。

◆Surfer Moon: もう何十回めでしょうか。結構演奏して歌っています。
ビーチボーイズの楽曲は転調が多いので、最初のキーがCでも、途中でわらわらとシャープやフラットがてんこ盛り。
この曲のために、サイドギターのカッティングとピアノバッキングの三連符のほか、メロディーラインをピアノでとり、オルガン系でとり、管楽器系でとり、といろいろ試してみました。こういうとき、KBは便利です。

サイドさんのカッティングは毎回上達しています。
インストがすんだら、ボーカルを入れ、コーラスを入れ、一セットが終わります。

◆薀蓄・談義:先月の練習のとき、話題となった「絶対音感」。
音楽教育の中で、早期に「絶対音感」を見につけさせる教育が大切と唱える人もいます。私の参加するアカペラアンサンブルのメンバーはほとんどが音大出身者で、ピアノ教師をしている方ばかりです。中に「絶対音感」の持ち主といわれる人がいます。そんな話を雑談でしたのですが、以後、この話題は何度も出てきます。
先生は「絶対音感」と「音感がよい」ことは別、といいます。
大切なのは「音階がわかること」で、「絶対音感」といわれるものは音楽をやるうえで、必需品ではないそうです。

ある著名なバイオリン奏者の方も、同じようなことをウェブ上で書いておられました。私は「ないよりあったほうが・・・」と思っていましたが、どのキーで演奏するにせよ、「音階がわかる」ことのほうが確かに先行しますね。

ピアノの黒鍵への苦手意識が少しずつ薄らいできました。

2009年7月19日日曜日

田んぼの真ん中でセッション!

半年前から頼まれていた、ボーカルさんサポートに行ってきました。
はじめての伴奏。心配もどこかへ。みなさんのOKを頂き、ほっとしました。

場所は隣町。田んぼの中の公民館です。コサギ、オオサギなどがきていました。向かいはお寺とお墓。まあ、静かな場所でガンガンのバンドさん練習が同じ屋根の下で複数行われていました。
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コーディネーターはジャズバンドのバンマスさんで、メインボーカルは同バンドの歌姫。 もとメジャー劇団所属、プロの歌手と女優を目指したという方。今もオーディションに時々テープを送っているとか。
頂いた楽譜:
・Again
・星に祈りを
・Angustia

ボーカルさんの音域: D♭3 ~ D♭6 
練習:ボーカル2曲にインスト1曲。練習時間4時間では時間が余り、たまたまいつもバッグに入れたままの当方の楽譜がみなさんの目に留まり、そこからいくつかセッションしました。これは大うけでした。

・All Of Me: のりのりです。
・Moon River: いいバラードです。
・その他:どうぞこのまま、などなど。ボーカルさんはのりがよく、楽しんでいました。
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ほかの音楽室で練習していた別バンドの人たちものぞきにやってきました。
よければセッションに加わりませんか?と誘ってみました。
ギターで参加されたかたと、All Of Meをセッション。
サイドギターで参加され、とてもすばらしいカッティングでした。
そこで、ソロ部分を挿入して、バイブ、ギターのアドリブをお願いしました。
楽譜が一枚しかなくて、コード進行を書き取ってのセッションでしたが、なかなかでした。

音の出しすぎはアマチュアセッションの宿命ですが、アレンジと確認事項を決めておけば、
もっとすばらしいセッションになったかもしれません。

次の機会に備えて、ジャズボーカル用の曲をもっと用意しておきましょう。

2009年7月14日火曜日

いよいよピアノ伴奏者…

とあるジャズバンドさんから、この1月に頂いたお話。
ジャズボーカリストのKB伴奏を、と頼まれて、スケジュールが合わずはや半年。

しびれを切らしたバンマスさんのプッシュで、めでたく週末に出会いの場ができました。重いKBとスタンドとアンプを載せて車で隣町の公民館に行くことになりました。

伴奏初体験。気持ちよく歌って頂けるでしょうか?でもチャンスを頂けたのです。万年コードのベタ弾きからの脱却めざして!がんばるぞぉ~
\(^▼^)/

曲は?→次の3曲ご指定です。→「星に願いを」「アングスティア」「アゲイン」
リードシートだけでどう練習する?→これはもう、自分で歌いながら伴奏練習するっきゃありません。ま~適当ですね~、果たしてこんなチャンスはこれが最初で最後になるのでは…?

でもね、思うのです。伴奏用の楽譜を作ってしまうより、フィーリングで、その場の雰囲気で、歌い手さんから伝わってくるもので、何か出来てくるような…
鍵盤に体をなじませておくほうが、きっとうまくいきそうな気がします。

2009年6月28日日曜日

セッション!なつメロ版 おまけは猫パンチ

某歌声グループをやっている、という方から、電話でお誘いを頂きました。
ギターを持ち寄って、みんなでフォークソングを歌う、というグループです。
フォークソング・・・バエズ、PPM、・・・う~ん、こうした名前も曲名も、もう忘却のかなたです。
でも久しぶりに、ギターを弾いてみようか・・・

あいにくの雨模様でしたが、手持ちの一番軽いギターをしょって県庁近くのとある喫茶店に。
驚いたことに、参加者は私が一人です。なんでもメンバーに連絡する暇がなかったとか。

二人でギターを手に、フォークのなつメロを片っ端からデュオしました。
◆500マイル、思い出のグリーングラス、ドナドナ、勝利を我らに、ハッシャバイ、風は激しく
◆果ては、サイモンとガーファンクル。コンドルは飛んでいく、サウンド・オブ・サイレンス
◆極めつけは、「竹田の子守唄」。最後はうんと引っ張って、聞かせるエンディングです。
う~む・・・ ふるっ!

今後は公民館を使って練習する予定との事。施設めぐりもやるそうです。世界の子供支援への募金集めをされているそうで、今後、お手伝いをして欲しい・・・とのことでした。
そうですね・・・時間が許せば・・・バッキングで多少のお手伝いを出来るときもあるかもしれません・・・
(明らかに迷っている返事)

★ネコパンチ:
楽器を片付けていたら、裏口ドアの隙間から猫が雨にぬれた体で、「にゃ~お」と入ってきました。かわいい黄色い縞の猫ですが、野良のようです。目がきれいでこちらを一心に見つめています。そばにいって顔を近づけて、声をかけたら、いきなり猫パンチを頬にくらいました。あ~びっくりしたぁ~・・・でも、ツメは出しておらず、暖かい肉球の感触でした。
喫茶店のオーナーが面倒を見ている猫だそうです。
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「竹田の子守唄」は、今のバンドに入団して初めてステージ(入団して半月後にはライブステージにでました。その後はステージ、オンパレード・・・でした)でソロで歌った歌です。バンマスが、「これが一番あなたにあった曲」と当時選んでくださいました。思い出深い曲です。しかし、2004年のそれ以来、一度も歌っていません。

帰り道、この「竹田の子守唄」を内心復唱しながら、電車のドアに打ち付ける雨のしずくを眺めていました。今日の集まりは何だったのだろう・・・オーディションだったのかしら・・・?

2009年6月26日金曜日

美しい曲:The Surfer Moon

The Surfer Moonと吉田拓郎さんの「フキの唄」の楽譜を頂きました。

The Surfer Moonは、Brian Wilsonが一人でボーカルを担当した珍しい一曲。
収録アルバムは”Surfer Girl" & "Shut Down volume 2" (Two Great Album On One CD)。
作詞はBob Norberg(ブライアンの大学時代の友人)との共同作品。ブライアンがプロデュースした最初のレコードのひとつ。
弦楽器編曲されたビーチボーイズ最初のレコード。当時のインスト曲としては垢抜けていました。
1番めの歌詞では、当時のスタジオ技術を駆使して、ブライアンが自分のリードをトラック2つにして、声を倍にしています。残りの部分は、自分の声で2重唱にしています。

この日、6月24日の練習は、まず吉田拓郎の「フキの唄」で始まりました。
「フキの唄」はイントロ部分が弱起で始まるのですが、リードギターにつられて、KBもサイドさんも、どうしてもワンテンポずれまくり、なかなか合いませんでした。先生の「は~い、ワン・ツー・スリー」にあわせて、リードを無視して演奏。先生の心地よいテノールで、バッキングにやっとこさ慣れたころに次の曲へ。

いよいよ本題のビーチボーイズ。
The Surfer Moon : なんと美しい曲でしょう。
およそ1時間半をこの曲の練習にかけました。なんとも、音取りが難しいです。
Girls On The Beachの音取りも半端でなく難しかったですが・・・

結局:「すみませ~ん、家で練習してきます」
さて。次回は美しくハモることができるでしょうか・・・

2009年6月24日水曜日

ビーチボーイズの楽譜

いつも。さりげなく渡されるビーチボーイズの楽譜・・・

ビーチボーイズの楽譜はなかなか手に入りません。
わずかに売られているのは、出版元で聞き取って作成したコピー楽譜です。
あるとき、オンラインでビーチボーイズ曲の楽譜を販売しているところがありました。
musicnote.comというところです。一部閲覧とプリントアウトができます。
ためしにGirls On The Beach の楽譜を閲覧してみました。コード進行は微妙に違っていました。
コーラス譜はなく、メインメロディーだけです。

私たちは、バンマスが耳コピで作って下さった楽譜をもとにコーラスの練習、演奏の練習をしています。

どの楽譜も、音取りの難しそうなボイシング、独特のコード進行(分数コード多用)が目立ちます。

バンマスの耳コピ楽譜のほうは、実に複雑です。
入っているパートもコーラス譜、ベースライン、ドラム譜、KBのカウンターメロディー、と盛りだくさんです。おまけにスコア譜じゃなくて、リードシートです。

楽譜を1-2ページに収めるために、極小のオタマジャクシ。歌詞も楽譜たてにおいて見ると、まーなんと文字の小さいこと。

音源を聞くと、バンマスの耳コピ楽譜どおりに聞こえてきます。

2009年6月3日水曜日

レコード:エッシェンバッハのピアノ・レッスン

昨年のある日。
リサイクル屋の床の上。布張りの豪華な印刷の箱2個が紐でくくられて、置かれていました。

エッシェンバッハの1970年代録音のレコード2箱です。全部で32枚のレコードが入っていました。
500円でした。

グルニエにしまいこんだプレーヤーを出しましたが、針も回転もいかれていました。

新しくプレーヤーを買い、AV機器につなげましたが、これが蚊の鳴くような音です。
Phono Equalizerが必要なのか・・・。買わねば・・・
家にあったミニ・ミキサー(マイク端子にささやかなプレアンプ付き)につないだら、聞けるボリュームになりました。

早速パソコンに取り込んで、まずはバイエルをMP3ファイルにしました。
出来上がったファイルを聞いたとき、胸が高鳴りました。

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バンドのKBをやっていると、ひたすらコード弾きですが、ソロをとるときにボロがでます。
習ったことがないので、あきらめていました。
でも、やっぱり、きれいなピアノをかなでたいのです。

エッシェンバッハをピアノの先生に選びました。